iPadと連携して食材の栄養素まで表示するキッチンスケール「Prep Pad」

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サンフランシスコ発のスタートアップ「The Orange Chef Company」は、2014年2月にキッチンスケール「Prep Pad」を発売した。価格は、1台149.95ドル。

この「Prep Pad」は単に食材の重量を計量できるだけのデバイスではない。iPadと連携させることで、食材に含まれるカロリーや栄養素をリアルタイムに表示してくれるスマートなキッチンスケールだ。

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ユーザはあらかじめ、同社が提供する専用アプリ「Countertop」をインストールしたiPadと「Prep Pad」をBluetoothでペアリングさせておく。

計量時には、計量する食品の種類をアプリ上で検索しておく。または、商品のバーコードをスキャンすることで、250,000種類を超える食品データベースから、食品の種類が認識される。

この状態で「Prep Pad」に食材を乗せると、iPadの画面に、炭水化物やたんぱく質、脂質といったその食品に含まれる栄養素が円グラフで視覚的に表示される。表示される栄養情報は米国農務省のデータに基づいており、画面を右にスワイプすることで栄養情報の詳細を一覧で確認することも可能だ。

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通常のキッチンスケールでも、食材の重さを測って計算すれば栄養価を算出することはできる。しかし、単一の食材だけならまだしも、調理に使う複数の食材の栄養価をすべて自分で計算するのは、かなり骨が折れるだろう。

Prep Padなら、アプリから食材を選択して食材を乗せていくだけで、複数の食材の栄養価をまとめてチェックできる。食事の栄養バランスを視覚的に把握でき、日々の健康的な食生活やダイエットはもちろん、療養中の食事療法等、様々な食事計画に役立ちそうなデバイスである。



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