子育てが「自分ごと」になってたどり着いた、業界口コミ数No.1の子連れお出かけ情報アプリ「comolib」

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2014.10.31

comolib-Kentaro-Sohara
「comolib」を運営する代表取締役の曽原健太郎さん

10月22日にリリースされたのが、パパ・ママのための子どもとお出かけ応援アプリ「comolib」です。comolibを運営するセンジュ(Sendyou)の渋谷のオフィスにお邪魔して、代表取締役の曽原健太郎さんにお話を伺いました。

マッキンゼー、投資ファンドを経て独立

曽原さんの起業経験は学生時代にさかのぼります。日本の全資産の半分を持つとも言われるシニアを出資者に、彼らと若者をマッチングさせて事業を立ち上げる支援をしていました。ところが、4年生になってリーマンショックの打撃を受け、結局マッキンゼーへの就職を決めます。その後、米系投資ファンド、ソーシャルコマースアプリの「Origami」などを経て、今に至ります。

「だんだんに、社会的に価値があることがしたいという思いが強くなり、2013年8月に投資ファンドを辞めました。たまたま、投資系出身で似たバックグラウンドを持つorigamiの康井君と知り合って、半年だけという条件で手伝って。2014年1月にセンジュを立ち上げて、6月にcomolibの開発に着手しました」

「働きながら子育てをする人のためのインフラ」を目指すcomolib。アイディアは色々あると話す曽原さんは、なぜ、一見ニッチにも思える「働くママやパパ」に絞り込んだサービスを選んだのでしょうか。

「学生時代にも病院のコンサルティングの仕事をしたり、鉄道会社が沿線に保育園を立ち上げる事業を手伝ったりしていて、保育関係にはもともと興味がありました。でも一番の決定打は、投資ファンドを辞めることを上司に報告した3日後に、奥さんの妊娠が発覚したことでした。保育というものがいっきに自分事になったんです」

既に業界No.1の口コミ数を誇るcomolib

comolibは、子連れで行ける場所だけを集めた口コミアプリです。レストラン、遊び場、スポーツ施設、美容施設、宿泊施設まで、子連れ歓迎のオールジャンルのお出かけ先の情報を提供しています。子連れ向けの施設紹介業界で最大手とされる口コミサイトの口コミ数が7,000件であるのに対して、comolibは既にそれを上回る口コミ数を集めています。

comolibの特徴は、その情報のクオリティーの高さ。施設情報はどれも、実際にその場所に行ったことがある人の口コミをもとにしています。また、掲載する施設に1件ずつ電話をかけて、一次データを収集することを徹底しています。

本来であれば、ママ友のネットワークなどで情報収集できるのが理想的ですが、忙しく働いているとそれもなかなか難しい。ネットで調べてみようと検索してみても、検索結果に出てくるのはママの個人ブログなどばかりで、古い情報も散漫しているのだと言います。

「comolibには子どもがいるメンバーも多く、子持ちの人との打ち合わせ場所を探すのも毎度苦労しました。子どもを連れて出かける時の情報インフラが整っていない。情報を探すのに時間がかかる。そんな課題を解決するのがcomolibです」

「子連れ歓迎度」が一目でわかる

Helianthus-comolib-review
中目黒にあるベビー服店に併設するカフェ「Helianthus」

ご自身もパパである曽原さん、また彼の周辺には働く子育てパパも多く集まります。子どもとお出かけする際の情報収集に苦労するのは、ママもパパも同じ。ニュートラルに使ってもらえるデザインを心がけています。comolibのロゴマークのペンギンは、オスもメスも子育てをするというコウテイペンギンをイメージして描かれたんだそう。

comolibでは、場所やジャンルでもおでかけ先を探す他にも、例えばベビーカーの入店が可能かどうか、授乳室はあるのか、座敷の席はあるのかといったより細かい条件でも探せるように工夫がされています。普段、子どもと出かけた際にどんなことに困るのか、どんな情報が欲しいかを、自分の体験を基にサービスに落とし込んでいるのです。

「仕事もあって忙しいパパやママが、パッと簡単に情報を収集できることを大切にしています。そうでなくても、子どもの世話をしているとゆっくり情報収集もできないのが現実です。そんな方々に、子どもと安心して出かけられる場所の情報を、情報の正確性や精度にこだわって提供しています」

年内には全国版、そしてリアルビジネスも

「ニーズがあるという手応えを感じている」と話す曽原さん。現在の1都3県から、年内を目処に全国版のリリースに向けて動いています。また、今はcomolib側で完全にコントロールしている施設の新規登録ですが、将来的にはCGMにしていく予定だそう。

現在、comolibのチームはインターンなどを含めて15人ほど。今後のビジネス拡大を念頭に、営業やビジネス開発、まだ未対応のAndroidエンジニアなどを募集しています。

「IT系のサービスを手掛けるのは今回が初めてです。ネットワークもないため、人材は自分でLinkedInで探してきたりしています。賛同して仲間になってくれた人の紹介などで、強いプロダクトチームができていると思っています。やはり、会社のビジョンや理念に共感してくれる人に来てほしいですね」

現時点では、子連れお出かけ情報を集約したメディアの形ですが、長期的にはその上で、働くママやパパを対象にしたリアルビジネスを展開していく構想を持っています。共働きで子育てをするパパやママが抱える課題をどう解決していくのか。その大きなチャレンジはまだ始まったばかりです。

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