East Ventures、3,000万米ドルのインドネシア向けアーリーステージファンドを発表

by Tech in Asia Tech in Asia on 2017.9.29

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City Light of Jakarta via Flickr by Lavinia Elysia

東南アジアのベンチャーキャピタル企業 East Ventures が新規3,000万米ドルの投資ファンドをローンチした。同社は東南アジア全域を対象にしているが、このファンドはインドネシアに向けたもので、デジタルスペース関連スタートアップのシード及びシリーズ A ラウンド投資を主要ターゲットとしている。

2010年にマネージングパートナーの Willson Cuaca 氏、衛藤バタラ氏、松山太河氏が設立した East Ventures は、東南アジアの VC シーンで有数のプレイヤーの1社となった。新ファンド発表の声明の中で、これまでに消費者向けインターネット、モバイル、ソフトウェアセグメントにまたがる116の事業に投資してきており、投資先企業の生存率は83%と述べている。

特にインドネシアに関しては、East Ventures は同国で192件の投資案件に関わってきたという。192件は同国における全ベンチャー投資のほぼ半数である。同社独自のデータによれば、インドネシアのスタートアップでシリーズ A 以降のラウンドを確保できた企業の70%超にシード資金を提供した実績があるという。

資金の回収

先月の Alibaba がリードしたラウンドで11億米ドルを調達した Tokopedia や、7月に Expedia からの3億5,000万米ドルの資本注入を公表した Traveloka を見るに、East Ventures はかなりうまくシードステージ投資で資金回収してきたものと推察できる。

また、East Ventures は東南アジアで最も速いペースで成長しているテック企業らに買収されたスタートアップ各社のアーリーステージインベスターだ。同社ポートフォリオのスタートアップ Kudo は今年シンガポールを本拠とする配車サービス企業 Grab に買収された。イベントチケット会社の Loket はシリーズ A 投資先企業の1社だが、先月 Grab のインドネシアにおける競合 Go-Jek に買収された

East Ventures ポートフォリオの他のスタートアップには、7月に2,500万米ドルの ICO を実施したタイのペイメントゲートウェイ Omise や、4月のラウンドで790万米ドルを調達したシンガポールの不動産物件取引サイト99.co などがある。

今月、East Ventures が後援するワークスペースシェアリングプロバイダーの EV Hive がプレシリーズ A ラウンドで350万米ドルを調達した。さらに、今週(9月第4週)には東京を本拠とするスタートアップでテレコム業界のパートナーシップを通じたファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)を目指す仮想通貨に取り組む Telcoin に投資しており、East Ventures 共同設立者兼マネージングパートナーの衛藤氏は個人でもその ICO に参加している。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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