調理ロボット開発のコネクテッドロボティクス、6,300万円をシード調達——500 Startups Japan、Draper Nexus、エースタートらから

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前列左から:Jacques Senet-Larson 氏(コネクテッドロボティクス エンジニア)、沢登哲也氏(コネクテッドロボティクス代表取締役)、北村智美氏(コネクテッドロボティクス エンジニア)、個人投資家(名前非開示)
後列左から:Sam Lo 氏(コネクテッドロボティクス エンジニア)、倉林陽氏(Draper Nexus マネージングディレクター)、澤山陽平氏(500 Startups Japan マネージングパートナー )、James Riney 氏(500 Startups Japan 代表)、渡邊一正⽒(エースタート代表取締役 CEO)、姉崎道宏⽒(エースタート取締役)
Image credit: Connected Robotics

東京を拠点に調理ロボットシステムを開発するコネクテッドロボティクスは25日、シードラウンドで6,300万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、500 Startups JapanDraper Nexusエースタート、複数の個人投資家(名称非開示)。コネクテッドロボティクスでは、調達した資金を使って開発力を強化するとしている。また、今回の調達とあわせ、同社は活動拠点をインキュベーション施設「農工大・多摩小金井ベンチャーポート」に移転した。

コネクテッドロボティクスは2014年、産業⽤ロボットコントローラ開発を⻑年手がけ、東京大学で NHK ロボコン優勝の経験を持つ沢登哲也氏(現代表取締役)により設立。2017年4月からは、たこ焼きを自動調理するロボット「OctoChef」を開発している。同社は OctoChef で昨年、Startup Weekend Robotics で優勝KIRIN アクセラレータ 2017IBM BlueHub 第4期に採択された。OctoChef の本番製品の販売が今春に開始される目処がついたことから、今回の資金調達に至った。

OctoChef
Image credit: Connected Robotics

コネクテッドロボティクスは、深刻化しつつある飲⾷業の⼈⼿不足解消と、⽇本の魅力ある飲食店の海外進出支援にフォーカスしており、今後、ロボット制御と AI 技術の開発をさらに進化させるとしている。たこ焼き調理ロボット以外にも、カレー、寿司、牛丼、ソフトクリーム、焼き鳥(串焼き)などの自動調理にも取り組む計画。また、個別飲食店舗、ショッピングモール、駅、サービスエリア、アミューズメント施設、大規模イベントなどと、調理ロボットの試験運用や設置で協業を図りたいとしている。

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