日本のアプリ・マネタイゼーション・プラットフォームのメタップスは今日、シリーズBラウンドにおいて、Fidelity Growth Partners から10億円(約1,100万ドル)を調達したと発表した。(関連記事)
同社はこの資金を用いてアジアでのビジネス拡大を一層進める計画で、今年後半にはアジア外の地域へも進出する予定だ。メタップスは、自らの規模をモバイル・アドネットワークでアジア最大としており、今年中に世界最大の Android マネタイゼーション・プラットフォームになるという高い目標を置いている。
メタップスは2011年にローンチして以降、日本、韓国、香港、シンガポールなどの成熟したアジア市場に注力し、同社のプラットフォームを利用する Android アプリは総計6,200万ダウンロードにまで達した。今夏までアジアに注力し続け、その後、北米、秋にはヨーロッパ市場に進出するとしている。
興味深いことに、Fidelity Growth Partners は中国に造詣が深く、あるメタップスの関係者によれば、これがメタップスが Fidelity と手を組んだ理由の一つだのことだ。メタップスは、他にも複数の中国の企業と交渉中である。
メタップスの成功は Android ゲームに大きく牽引された結果であり、実に同社売上の約70%を Android ゲーム向けの広告提供が占めている。しかし、ゲーム以外のアプリのマネタイズが好転しつつあり、これにより、ゲームに依存する売上シェアは下がりつつある。
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