ソーシャル資金調達レースに海外から参戦ーSELLABANDは音楽活動に特化したクラウドファンディングサービス

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基本的にシステムがシンプルであればあるほどサービスの波がくれば沢山の競合ができるものだが、この界隈も共同購入レースよろしく、その雰囲気が出てきているのかもしれない。

SELLABANDは2006年に始まったドイツのスタートアップで、クラウドソースによる無料音楽配信をしようとしていたらしい。2010年頃にビジネスモデルの変換をして現在のクラウドファンディングスタイルになったようだ。

日本語版のローンチは今年の1月。やはりこの界隈の盛り上がりは一気に来ているのだろうね。SELLABANDのユーザー数は8万人ほどで日本ではまだまだ始まったばかり。(案件の登録もまだ数件でこれからの模様)中の人に説明を聞いたところ「マイスペースに出資するボタンがついたイメージ」とのことで大変わかりやすいインターフェースになっております。出資額は一口250円から。リターンはページにも書いてあるように、ダウンロードできたりアーティストに会えたりできるみたい。

Grow!やCAMPFIREの時にも書いた通り、どういう案件があつまるかが焦点になるなかで、こういう分かりやすすぎるコンセプトは大切になってくるかもしれない。反面、数が分散したりするとなかなか難しい面も出てきそうな予感だ。いずれにせよ、海外からの輸入組でいえば、共同購入レースのGROUPON登場が記憶に新しい。さて、彼らはどのようにアドバンテージを示せるだろうか。

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