日本のインタラクティブエンターテインメント企業サイバーエージェントは、日本のスマートフォン市場への参入を計画している海外企業へのマーケティングサービスを開始すると発表した。
同社取締役の内藤貴仁氏は「我々は国際的なモバイル市場部門を確立することで、日本でのスマートフォンでの広告収入のさらなる増加と日本のスマートフォン市場の成長に促された海外の広告主をターゲットにすることで顧客数が増加することを期待している」と発表内容について説明している。
同社はアプリ開発者を支援し、日本におけるアップルのAppStoreとGoogleのAndroidマーケットの両方のダウンロード数を拡大させるという。AMoAdのスマートフォンアドネットワークやアプリリコメンデーションサービスのFreeAppNow、そして消費者物価指数をふまえたネットワークのCA Rewardを活用していくつもりだ。
サイバーエージェントのCEOはPenn Olsonのインタビューに対して「日本のスマートフォン広告市場はまだ勢いがあり、見通しも明るく成長の余地があると当社は判断している」と話してくれた。
日本は世界でモバイルのARPUではもっとも高くランクされている(下図のとおり)。その点に関して、消費者がモバイルサービスの課金に慣れているので、日本は魅力的な市場になりえるのである。6月の記事のとおり、iOSアプリの平均価格は他のどの地域よりも日本が高いのである。
サイバーエージェントのモバイルマーケティングの構想については、Webサイトで詳しく解説されている。
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