ハリヤーナ州に拠点を置くeTree Marketing はインドの人気Eコマースポータルのひとつ、Letsbuy.com を運営している。同社は19億5千万インド・ルピー(4000万米ドル)を資金調達する見込みで、その資産価値は最高98億インド・ルピー(2億米ドル)になると伝えられている。Techcircle.in のレポートによると、Sequoia Capital、Matrix Partners を含む3社の投資家との事前協議が行われており、20日以内に契約が成立する見込みである。
このことはLetsbuy.comの共同創業者でCEOのHitesh Dhingra氏も認めており、TechCircleの取材に対し、現在は資金調達のための協議がおこなわれていると語っているが、契約内容や投資家名については明らかにしなかった。
Letsbuy.comは今年の1月、最初の資金調達ラウンドで Helion Venture Partners、Accel Partners、Tiger Global といったベンチャーキャピタルから600万ドル(約2億9500万インド・ルピー)の出資を受けているが、今回はそれに続くものである。また、投資額は明かされていないものの、同社は2010年5月にもエンジェル投資家から資金を調達したと報じられている。今回の資金調達は、現在インドのEコマース分野がとてつもなく成長しているという確かな実感を裏付けるもので、我々は現時点で非常に興味をそそられる調査対象と考えている。
巨大オンライン小売業者のAmazonは、来年にもインド市場に進出する予定である。Infibeam、Flipkart、Snapdeal、 Mydala といったその他のEコマース企業は、高い評価査定で巨額の資金調達を受けており、新たな市場への進出に向けて企業の買収をおこなっている。専門家によると、この成長はインド全域のインターネット普及率の増加やブロードバンドサービスの利用拡大の動きがさらに推進されるという。インドのオンライン小売業界は2015年までに、700億インド・ルピー(15億米ドル)の価値を持つと予測する人もいる。
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