20日サロンに来訪予定:台湾スタートアップCardinal Blueが語るスマホアプリPicCollageと500Startups

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今週金曜日(20日)に開催される Startup Dating Salon には、Startup Weekend 台北の James Hill がやって来てくれることは既報の通りだが、あわせて、台湾屈指のスタートアップ2社を連れて来てくれることになったので、紹介させてほしい。

Cardinal Blue

Cardinal Blue は2009年12月、樊立勳(John Fan)詹浩明(Jaime Cham)陳慶梅(Ching-Mei Chen)の3名によって設立された、フォト・コラージュ・アプリ「Pic Collage」を開発した台湾スタートアップだ。2011年、シンガポールで開催された Echelon 2011 ではファイナリストに選出され、Dave McClure 率いるインキュベータ「500Startups」からも出資を受けている。

昨年 e27 によって実施された、500Startups のアクセラレーション・プログラムを修了した後の、樊氏と陳氏のインタビューをご紹介する。


原文(インタビュー部分のみの抜粋)

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500 Startups について聞かせてください。

このプログラムはとてもうまく機能していて、メンター、デザインレビュー、ネットワークの機会を提供してくれています。定期的にデモ・デイが開催されるので、我々はそれを目指して前進する励みになっています。デモ・デイの後には、投資家への手がかりが得られるからです。

数あるインキュベーション・プログラムの中から「500Startups」を選んだ理由は?

個人的に以前から Dave McClure を知っていたということと、前職の Ninua の人たちが推薦してくれたからです。500Startups は素晴らしいシェアオフィスを用意していて、デザインやUIに注力しており、これはまさに私たちが欲していたものでした。500Startups 以外には、Y Combinator、 AngelPadTandem なども薦められました。

Cardinal Blue や Singboard のようなアジアのスタートアップと欧米のスタートアップを比べて、何か気づくことはありますか? アジアのスタートアップはギャップを埋められているでしょうか。

Daily AisleSingboardSnapetteLaunchbitAppGrooves など、アジア人によって設立されたスタートアップは多く存在します。500Startups にいるスタートアップを見る限り、大きな違いは見受けられませんが、敢えて言えば、深夜まで(たまに夜中の0時を回っても)オフィスにいることが多いということでしょうか。Snapette や Singboard は、アジア人の弱点とされるマーケティングでもうまく成功していますしね。

お二人の意見では、どのスタートアップがベストだったと思いますか。

今回 500Startups の支援対象の中には、多くのよいスタートアップがいました。顧客獲得という点では特筆すべきは、VidCasterLaunchRock、 ToutApp でしょう。ユーモアという点では、Singboard が間違いなく最高でした。

500Startups のようなプログラムで、アジアのスタートアップのために、アジアでも生まれるでしょうか。Cardinal Blue の 500Startups での経験を通じて、どうすれば、既に存在するアジアのアクセラレータ・プログラムがよくなっていくと思いますか。

シリコンバレー以外で、500Startups と同じようなことをするには、メンターやエンジェルの存在が重要だと思います。既に存在する多くのアクセラレータ・プログラムは、メンターシップを提供すべく起業家やシリコンバレー難民に関係を築こうとしています。

Cardinal Blue が500Startupsから得た最も素晴らしいものは?

新しい機会を得る用意が提供されたことです。Cardinal Blue もそうですが、500Startups にいる間にビジネスプランを捨て、新しいプロダクトに挑戦するスタートアップは多く存在します。我々はもともとホワイトボードをスキャンするアプリから始めましたが、PicCollage がよりユーザを獲得できるという結論に至ったわけです。console.fm(電子音楽サイト)は、もともと開発者のためのソーシャルネットワーク「HelloWorld.im」としてスタートしました。数千人ものユーザを擁する週末起業のプロジェクトでした。SingBoard(YouTube とカラオケを足したもの)はもともと vvall という iPhone 写真共有アプリを作っていましたが、ユーザを獲得できないと悟りピボットを決めたわけです。

他に 500Startups から得たものとしては、ユーザと対話し、「製品開発ではなく、顧客開発をせよ」と言われ続けたことです。新しいアイデアに着手すると、外出して少なくとも5~10人のターゲットユーザにインタビューし、彼らの日常行動や不便な点について尋ねます。自分で考えるよりも、もっと重要な問題が判明するでしょう。
もしすでにプロダクトがあるなら、説明をせずに新しい人々に見せ、彼らがプロダクトを理解できるか尋ねてみることです。こうすれば、新しいユーザ体験を理解し、(単に機能を追加するのではなく)プロダクトをよりシンプルでよいものにするモチベーションが沸くでしょう。「顧客開発」を提唱する Steve Blank は、起業家たちにこう言っています。「建物を出よ。チームでディベートを交わすのではない。ユーザと対話するのだ」と。

これからの計画を教えてください。

現在はデモ・デイでコンタクトを得た投資家と連絡をとっているところで、今後もプロダクトを作り続けようと思います。5週間で50万ダウンロードを稼ぎ出しましたが、この状況を継続できるようにがんばりたいと思います。

アップデイト:インタビュー後、PicCollage のダウンロード数は60万件に達し、アメリカ、イギリス、メキシコ、香港、シンガポールなど15カ国で写真アプリのトップ10にランク入りした。Cardinal Blue 自らによる 500Startups 関連の記事も一読されたい。

【via e27@e27sg


 

【ビデオ】デジタルスタートアップの機会創出プラットフォーム「Meet(創業小衆)」より