中国工業情報化部(工業和信息化部)、個人情報保護法の制定へ

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

ネットユーザーは電車のチケットをスキャンし、変換された個人情報を表示している

オンラインにおける個人情報保護は重要なことだ。昨年注目を集めた一連のハッキング事件を覚えているだろうか。多くの企業が個人情報を長期にわたり保管しているにも関わらず、それらを保護する手立てをほとんどしていない事実が浮き彫りとなった。

これを受けて、中国の工業情報化部(工業和信息化部)は先日、その他の30以上の部門と協力し、国家基準のオンライン個人情報保護法となりうるガイドラインをまとめていることを明らかにした。

ガイドラインは最初の承認を通過した草案で、国内当局での審議に向けて提出されている。工業情報化部のインサイダーによると、現段階で議論される内容はほとんどが文章表現に関するもので、ガイドラインがまもなく正式に制定されると見ている。

ガイドラインが実際どのような性質なのかはまだ明らかではなく、違反した人がどのように罰せられるのかも不明だ。だが同草案によって、個人情報を扱うどんなサービスにも その情報を保護するシステムを確立することが義務づけられるようだ。

またすべての個人情報は、その使用目的を果たすと同時に直ちに廃棄されなければならない。つまり、例えばeコマースなどのウェブサイトは顧客から支払を受け取り取引が完了した時点で、顧客の銀行情報を廃棄する必要があることを意味している。

このガイドラインが承認かつ効果的に実施され、違反者が責任を問われて罰せられるのであれば、中国のネットユーザーにとっては朗報である。もし、ショップが十分に保護されていないサーバーで私の個人情報を長期にわたって保管し、誰かに盗まれるようなことがないのであれば、私はより安心してオンラインショッピングを楽しむことができるはずだ。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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