ユーザが使いやすいインターフェースをペーパープロトタイピングを通して考える「画面遷移ワークショップ」レポート

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今年の4月からスタートしている「仲間をみつけるためのイベント」FindPartners。その第二回目を5月26日に開催しました。今回の企画はUIやUXをテーマにしつつ、さらに「画面遷移」にフォーカスした、ワークショップ。会場は前回と同じく、リクルートメディアテクノロジーラボをお借りしました。

ゲストには、以前「ずっと使われるサービスを作るうえで、大切にしている3つのこと」を寄稿してくださった、閑歳孝子さん。そして、gifteeやソーシャルランチなど、スタートアップ関連のウェブサービスの設計にも携わる山本郁也氏にお越しいただきました。

ゲストのお二人とStartup Datingの三橋の3人によるトークセッションと、その後行われたワークショップの様子をレポートします。まずは前半のトークから。

インターフェースの良い例、悪い例

世に無数に存在するサービスには、いいデザインもよくないデザインも双方数多く存在します。ゲストの二人から見て、良いインターフェース、悪いインターフェースとはどのようなものなのか。事例を交えながらお話していただきました。

良い例には「ヘルプなしでも問題なく利用できる」「どこを押せばいいのかがわかる」など、悪い例には「一般に通じない言葉が多すぎる」「説明が長いのに誘導がない」などといった事例が挙げられました。ユーザにとって使いやすいかどうかが、良いインターフェースかそうでないかの違いになってきます。では、ユーザにとって使いやすいサービスを作っていくためには、何が大切なのでしょうか。

ユーザーヒアリングの大切さ

ゲストのお二人とも、繰り返し語っていたことは「ユーザーヒアリング」の大切さです。自分の目線でサービスを設計するのではなく、どういった人に使ってほしいのかをひたすらに考え、ユーザの目線からサービスのことを考えてみること。自分から遠いところにいるユーザ、ITに詳しくない人の話を聞いてみたり、サービスに問い合わせをしてくれるユーザの声に耳を傾けていくことで、改善すべき点が見えてきます。

サービスの画面上で選択肢が多いと、ユーザの負担が増えてしまいます。銀行のATMや、駅で切符を買う端末などはゴールまでのプロセスを予測しやすくなっており、画面上に表示されるボタンを押していけばゴールに辿り着けるようになっています。Webサービスにおいても、機能を追加しすぎず、どうしたら快適に使ってもらえるのかを考える必要があります。

ただ、これまではこうしたミニマルなデザインが好まれるようになっていましたが、最近ではまた違った意見も聞かれるようになってきたそうです。たとえば、友人の部屋が少しちらかっているほうが心地よく感じるように、サービスの画面においても情報量が多いほうが、親しみを感じやすく、欲しい情報にたどり着きやすいこともあるそうです。今後、サービスを作る人達はユーザにどういった体験をしていってほしいのかを考え、どの程度要素の足し引きをしていくのかを考えなくてはいけないのかもしれません。

ペーパープロトタイピングを行う

ユーザのことを考えた次は、どういったプロセスでサービスを作っていくといいのか。閑歳さんがZaimを作る際には紙に画面を描くというペーパープロトタイピングを行ったそうです。

「手書きで一ページずつ描いていくことをひたすら繰り返して、インターフェースの設計を行いました。個人的には、紙で描くとアプリを使っている際のイメージがしやすいと思っていて、必ず紙に描くようにしています。」

お二人の話からユーザ像をイメージし、紙に描きながら画面の設計をしていく。そうして出来上がったサービスをローンチした後は、寄せられるユーザの反応や数字を見ながら、改善を繰り返していくことが良いサービスを作っていくためには必要なのだと教わりました。

トークセッション終了後のワークショップでは、話に登場したプロセスの中でも紙にサービスのインターフェースを描いてもらうペーパープロトタイピングを体験していただきました。

 

画面遷移ワークショップ

起業家、デザイナー、エンジニアが入り混じったグループを作り、2つのテーマについて画面遷移を考えていただきました。テーマは「旅のアプリを作るならどんなファーストビューがいいのか」と「ソーシャルゲームで課金誘導直前の画面を考えてみるとどのような画面になるのか」という2つ。

まずは個人で考えてもらい、次にグループで考えてもらいました。その後は各グループごとに発表。各グループとも、とても短時間で生まれたとは思えないアウトプットが生まれ、中にはアプリの名称まで決定したグループも。

発表が終わったあとは、ゲストのお二人にアイデアに対してフィードバックをしていただきました。それぞれの役割の人たちが同じグループとなって今回のワークを行ったことで、各パートにおける考え方の違いを確認することができたのではないでしょうか。

イベントの締めは交流会

ワークショップが終わったあとは恒例の交流会。ワークショップの盛り上がりから、そのまま交流会に賑やかな会になりました。Findpartnersの企画は今後も継続的に開催していきます。次回の開催をお楽しみに!

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