中国の動画ストリーミングサイト「56.com(我楽)」がオープンプラットフォーム戦略を開始

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

中国の動画ストリーミングサイト56.comは昨日(原文掲載8月8日)、オープンプラットフォーム戦略を発表した。同社はこれがユーザーベースの拡大につながると期待している。同プラットフォームの詳細はdev.56.comでチェックできるが、プロユーザやデベロッパーはSDKや他の機能と同様、56.comのAPIに容易にアクセスできる。企業やデベロッパーは、アプリケーションや自身のサイトで56.comの動画テクノロジーを簡単に利用できる。

56.comによる最新オープンプラットフォームは、ユーザ作成型コンテンツ(UGC)に重点を置いている。中国のオンライン動画市場には競合が多く、参入は高くつく。そこでテレビ番組を放映する権利を高額で買い取ったり、オリジナルの番組プログラムの制作費用をかけて大手と直接競争するよりも、動画のニーズとともにユーザ作成型コンテンツのハブとして、そしてデベロッパーにとって利用しやすいプラットフォームとしてのポジションをとった方が良いと判断したようだ。

けれども、そのオープン戦略がYoukuやTudouなどと大きな差別化になっているわけではない。両社ともに(それぞれdev.youku.comdev.tudou.comにおいて)類似ツールへのアクセスを提供するデベロッパー向けサイトを持っている。だが、56.comのものほどいい感じにデザインされてはいない。

56.comの新プラットフォームは、ベータの段階で既にSNS大手RenRenを含むいくつか大きな提携相手を引きつけている。だがそうした提携関係は独占的なものではなく、56.comが中国のオンライン動画市場で優勢となるにはまだ遠い道のりが残されている。

[via Sina Tech]

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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