中国の動画共有サービス「Youku(優酷)」と「Tudou(土豆)」統合の詳細が明らかに

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

先日、Youku(優酷)によるSECの報告書の提出で、Youku-Tudouの統合がいかにして実現されたかの詳細が明らかになった。興味があれば、ここから詳細を(統合の背景は97ページ目より)見ることができる。ありきたりな情報にあふれている報告書だが、なかなか興味深く仕上がっている。

YoukuとTudou(土豆)は、2社の統合もしくは事業共同計画の可能性ついて2009年から議論を重ねてきた様子だ。だが、これらの議論は結果につながらず、両者共にオンライン動画サイトの他の競合会社と協力体制を築くべく積極的に動いていた。

興味深いことに、事実上の協議はTudouとYoukuではなくベンチャーキャピタリストによって始められた。Chengwei Capital(成為資本、Youku初期の投資家)のEric X. Li(李世黙)氏は、GCV Capital(Tudou初期の投資家)のJixun Foo氏に働きかけた。2名は2月に会うことを決定し、そして16日にFoo氏はLi氏とYoukuの設立者でありCEOのVictor Koo(古永锵)氏、そしてCFO(最高財務責任者)のLiu Dele(劉徳楽)氏と会談した。TudouのCEOであるGary Wang(王令麟)氏は、どうやらこの会談については会談後まで知らされなかったという。

議論が進むにつれ、Tudouは他競合他社のオファー競争を生むためYoukuのオファーを公にすることも考えた。だが、それはYoukuからの最初の買収契約オファーを台無しにする可能性を秘めておりリスクが高すぎる動きだと判断した。Tudouはそれほどこのチャンスを強く望んでいたようだ。

協議が進むとTudouとYoukuは直接コンタクトをとるようになった。しかし、その議論や調整の多くにおいて、ベンチャーキャピタリストのLi氏とFoo氏が両社に代わって重要な役割を果たした。

[LiとFooの協議に基づく同意事項について]  契約解除に伴う手数料、合併比率の計算方法、移行管理委員においてのTudou側の権限、Wangの競業禁止契約における適用期間と範囲、競合提案に関する話し合いや請願におけるYoukuの権限の制限範囲。

この報告書ではまた、両社の取締役会が統合を受け入れた公式の理由も記されている(103ページ以降参照)。Youkuの理由はおそらく読者が予想したものと一致する。 この統合により、YoukuはTudouを支配できるようになるということだ。Tudouの理由は、株式の価値を上げることに苦心していたこと、独自にそれが実現できないことを懸念していたことなどがある。

彼らはまた、Tudouの経営陣がオープンな競売で他社からの入札があれば、より高値がついたのではないかと考えていたことを明らかにしている。しかし当然ながら、その機会を追い求めることでYoukuがオファーを撤回するリスクを理解しその道は選ばなかった。

残りは既に過去のことだが、もし詳細を知りたい場合は、400ページにわたって細かく書かれた全報告書に目を通してみてほしい。

開示事項:筆者は一時期Youkuに勤務していたが、同社のストックは保有しておらず、同社に対する関心も特にない。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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