他の国に移住するのは簡単なことではない。一部の人にとって、その決断は友人、家族や今の自分の状況との決別を意味する。
Girls in TechとHelpLearn.AsiaのCEOで創設者であるAdriana Gascoigne氏は、当初、個人的な理由でアメリカからシンガポールに移って来た。物事がうまく行かなくなった時、彼女はすばやく事態を収拾し数ヶ月のうちにスタートアップにおける地位を確保した。
天気のいいシンガポールで8ヶ月過ごした後、彼女は東南アジアでGirls in Techの拡大を続けるとともに、自分のベンチャーであるHelpLearn.Asiaのローンチを決意した。現在は、今後数ヶ月のうちに発表されるソーシャル企業でも仕事をしている。
スタートアップを立ち上げる前に、Adrianaは企業とスタートアップの両方で経験を積んだ。SecondMarketではマーケティング部のバイスプレジデントを務め、マーケティング、ブランド戦略、イベント製作やデジタルメディアに取り組んだ。
AdrianaはまたImpulseFlyer、hi5、SocialGamingNetwork(SGN)、Jambool’s SocialGoldやGUBA等でマーケティング、コミュニケーションと分析において指揮した。
Ogilvy Public Relations Worldwideにおけるバイスプレジデント(360 度Digital Influence部)とEdelmanデジタルグループバイスプレジデントの歴任は、eラーニングプラットフォームとしてオンラインチュートリアルとデジタルマーケティングツールを提供するHelpLearn.Asiaの創設に不可欠であり、それまでの経験は非常に役立った。
Girls in Tech Singaporeは最初の数ヶ月で600人の会員数にまで成長した。非営利団体の運営には2つの課題がある。Adrianaはどうやって各部門のディレクターにやる気を起こさせるのか?どうやって急速に会員数を増やすのか?ということだ。
上記のビデオインタビューではAdrianaは自分が率先してやるのだと述べている。置かれた状況や与えられた課題に関わらず、彼女は懸命に仕事に取り組み、テクノロジースタートアップへの情熱を注ぎ続けている。テクノロジー分野の女性を力づけ、関わりを持ち、教育してGirls in Techの成功につなげることが彼女の願いだ。
シンガポールに移住する価値はあったのか?Adrianaは家族や友達と会えなくて寂しいと思うだろうか?
彼女はイエスと答えたが、Skypeなどのコミュニケーションツールのおかげで本国の親しい人々とつながっていられると言う。Adrianaはこう語った。
「犠牲になるものもありますが、チャンスでもあるのです。経済的に困窮していて、シリコンバレーで何年も暮らした私たちのような人間から何かを学ぼうとする人々がいる世界の別の場所でビジネスをし、学ぶことは多くあります。ずっとここにはいないと思いますが、しばらくの間は自分の好きなことをして、自分の周囲の人と楽しく過ごして、自分が笑顔でいられることに集中し、毎日悔いのない暮らしをしています。」
彼女から女性起業家へのアドバイスは?それはリスクを恐れないということだ。
彼女の起業家としての足取り、直面した困難とどうやってそれを乗り越えたか詳しく知りたい方は、上記のビデオを見てほしい。
HelpLearn.Asiaのセミナーシリーズについて詳しく知りたい方は、こちらのウェブサイトから。12月28日までに登録すると早期割引が受けられる。
これはTech in Asia女性起業家シリーズの一部です。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する