シンガポールのピアツーピア・カーシェアリングサービス「iCarsclub」

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【翻訳 by Conyac】【原文】

iCarsclubは、車の所有者が車を使っていない時間帯に、同社のカーシェアリングの仕組みを利用してお金を稼ぐことができる。使っていない時に車を貸し出したいと思うドライバーが利用することができ、近くにいる車が必要な人が借りることができるサービスだ。

このプラットフォームでは、所有者は車を所有するコストを抑え、レンタルする人は車を所有する負担を負うことなしに車を運転する贅沢を味わうことができる。ウィンウィンの状況だ。

キーレスエントリーを可能にする、CarBoxというハードウェアシステムを利用している。車をレンタルする人は、スマートフォンを使って車のキーを開け、運転することができるのだ。キーレスエントリーを採用し、レンタルすることをさらに素晴らしいものにしようと考えている。モバイルの長所を最大限に生かすことで、ユーザは近隣のレンタル可能な車をとても簡単に見つけるができる。共同創設者のJamie Wang氏は次のように説明している。

「当社のドライビングボックスは車内にインストールされ、ロックシステムと統合されます。SMSもしくはGPRS経由でそのドライビングボックスに当社のセントラルサーバーからロック/ロック解除の信号を受け取ることができます。ユーザが自分のスマートフォン上でロック解除ボタンをクリックすると、セントラルサーバーがドライビングボックスにロック解除の信号を送り、ドアを開けることができます。その後、ドライバーは車に乗り、車内に車の鍵を見つけ、車のエンジンをかけることができます。」

それで、iCarsclubのマネタイズ方法は?実質的には、各取引ごとにプラットフォーム内の決済サポートを通じて15%の手数料を取る。また、全取引に保険も提供している。

興味深いのは、誰もがより良いチャンスを求めて中国に注目している一方で、同チームが中国本土出身で中国の一流大学である清華大学の学歴やBaiduの職歴を持つ4人で構成されていることだ。彼らは、まずシンガポールでプロダクトをローンチすることを選んだ。Jamieは次のように説明している。

「シンガポールは私たちのアイディアを試すには最高の場所です。というのは、自家用車の需要が高いことに加えて、人同士の信頼度も高く、窃盗も少なく、事故率も低いので安全だからです。私たちのアイディアがシンガポールでうまく行けば、(私たちは理想的な実行方法が分かっているので)シンガポールに似たその他の都市でこのビジネスを簡単に再現することができます。」

同チームは実際に、シンガポールの後で中国の一級都市である北京上海などにも事業拡大することを目指している。同サービスは多くの点でYongCheやアメリカのZipCarに似ている。共同創設者のEddy Zhang氏は、iCarsclubは個人および企業の車所有者から車を集め、車種の柔軟性を高めると同時に価格を下げるという点でその他のサービスを異なると言う。

iCarsclubサービスを試してみたい人に対し、同チームは現在、同社のサイト経由で利用登録した人にディスカウントやその他のサービスを提供している。同社へのアクセスはiCarsClub.comで。

【viaTech in Asia】 @TechinAsia

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