Airbnb、9flats、Roomorama、travelmobへのインタビューから、不動産短期レンタルサービスの2013年を予測

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【原文】

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e27は、短期レンタルサービス業界の主要企業各社に、2012年の実績、2013年の計画、競争に関する考え方についてインタビューを行った。

個人的に、ここ数年で最大級の革新が起こった業界の1つは不動産短期レンタルサービス業界だと思う。Airbnbによって開拓された不動産の短期レンタルサービスサイトは、家の持ち主が短期的に家や部屋などを賃貸することのできるサービスで、家の持ち主に副収入をもたらしたり、何千という雇用を創出する助けとなった。

東南アジアでは、このトレンドを掴むのが遅かったが、Roomoramaやtravelmobなどの企業がこの流れに乗るための事業を立ち上げることが阻まれることはなかった。短期の不動産レンタルサイトの運営はシンガポールなどのいくつかの国では違法行為となる恐れがあるものの、不動産の短期レンタルサービスを提供する企業にとって2012年は間違いなく素晴らしい1年だった。それを明確にするために、私たちe27はAirbnbRoomoramatravelmob9flatsの各社に話を聞いた。

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2012年の実績は?

Airbnb:Airbnbは2012年、東南アジアで非常に早いスピードで成長しました。2012年にAirbnbを通じて予約された宿泊総日数は、インドネシアで400%増、タイで275%増、マレーシアは547%、そしてフィリピンでは345%でした。

Roomorama:2012年は当社にとって重要な1年でした。というのも、不動産の短期レンタル業というB2C市場(ピアツーピア市場の対語)での当社の立ち位置をしっかりと固めるというのが2012年の主な目的でしたし、それはこれからも同じだからです。その目的を果たすために、当社はLofty.comと合併し、その結果ベンチャーキャピタル企業から、金額は明らかにしていませんが、資金を調達することができました。

それによって、当社は今まで以上に早いスピードで紹介案件を増やすことができるようになったと同時に、ユーザは最速で最もシームレスな方法で、プロが管理する世界中の短期レンタルアパートや別荘を予約することができるようになりました。実績に関しては、2012年は非常に良い1年でした。紹介可能な不動産は80,000件に増え、2013年末までにはこの数字は4倍になると見込んでいます。

travelmob:2012年は素晴らしい1年でした。2012年7月にサービスを公式にローンチし、それ以来、一企業として大きな発展を遂げました。いつくかのマイルストーンを紹介すると、堅実なチームを雇ったこと、Jungle VenturesとシリコンバレーのVC企業であるAccel Partnersが先導した資金調達でシード投資を受けたこと、Wegoとのサービス提携を発表したこと、そして、もちろん、当サイトのユーザ体験をさらに向上させるためにいくつかの新しい機能をローンチしたことです。

全ての基準において成長を遂げることもできました:数ヶ月以内で掲載数が415%増加し、企業の静養所からハネムーン、駐在者の滞在先や医学的治療のためにやってきた患者まで、travelmobの物件予約は数千泊にも上りました。

9flats:苛烈な競争のため数字は公表しませんが、2012年全般的に健全な成長に満足しています。

roomorama

2013年の目標:

Airbnb:東南アジアの物件保有者と旅行者数は急速に増えており、この地域の成長に合わせた取り組みを行っています。ビジネスの継続的な成長を目指すと同時に、ユーザの声を聞いてAirbnbでの経験をより良いものにしたいと思っています。東南アジアの全ての国に積極的に取り組みたいと思いますが、特にタイとインドネシアは私たちにとって重要な市場です。

Roomorama:アジアを旅行する人々がプロによって管理された短期滞在先を予約する際のワンストップショップとしての地位を確立したいと思います。2013年には消費者になじみのあるホテル予約プロセスに類似したインスタント予約を開始します。

これにより、Roomoramaにおけるアパートや家の予約はホテル予約と同様に簡単で一貫したものとなります。また、年末までには物件数を30万件にまで拡大し、ユーザに世界中でより多くの選択肢を提供する予定です。最後に、私たちは数週間後にiPhoneアプリ、次いでAndroid版のリリースを予定しています。アジアでの拡大という意味では、数週間のうちに地元業者との大規模な提携を発表する予定です。

travelmob:2013年は東南アジアの不動産短期レンタルサービスのマーケットプレイスを牽引し続けるとともに、他のアジア太平洋地域にも拡大したいと考えています。2013年にはアジアは最も急速に発展している旅行市場となり、旅行イベント運営会社のITB Asiaの調査によると、今年のアジア太平洋における旅行予約は3,570億米ドルに到達する見込みです。私たちは中国、インド、東南アジアにおける中間層の収入増加を考えると、地域間旅行が大きな割合を占めるとみています。

9flats:2012年は主に弊社の核となる欧州に焦点を当てます。istopoverの買収によりアジアの物件数もかなり増えましたが、弊社のマーケティングの中心は物件所有者数の多いバルセロナ、ロンドンとベルリンであることに変わりありません。

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競争については?

Airbnb:模倣者は相手にしません、私たちはAirbnbを最高の商品とすべく努力を続けるのみです。旅行とは本質的にグローバルなものです。お客様が弊社のようなサービスをご利用になる時、ひとつの地域や限られた市場でしか物件を掲載していないネットワークを利用したいとは思っていません。

求められているのはグローバルネットワークであり、世界中の素晴らしいデスティネーションなのです。それがAirbnbが他のサービスと一線を画す所です。Airbnbは東南アジアと世界中の活気があり、増え続けるホストと旅行者コミュニティを繋げており、そこには競争者は存在しません。

Roomorama:Airbnbのピアツーピアに対抗するB2Cタイプの掲載に力を入れており、中級から高級クラスの物件を主に取り扱っています。成長が見込める機会や可能性があるところには必ず競争が伴うものであり、私たちはこれを市場にとっても業界にとっても健康的なことであると考えています。

travelmob:スタート時から一貫してアジア太平洋地域を世界の旅行者の目的地にすべく、地元に密着したサービスを提供し続けています。これからも地域への貢献を続け、アジア太平洋地域を訪れる旅行者と、物件所有者両方に対するソリューションとサービスを築いていきます。私たちの使命がアジア太平洋地域の不動産短期レンタルサービスの市場を牽引することに変わりはありません。

9flats:ご存知の通り、Wei Leenをトップとして2011年シンガポール事務所を立ち上げました。当時、東南アジアで存在感を高める場所としてシンガポールを選んだことを非常に嬉しく思っていました。開発チームを一部シンガポールに移動しようかと真剣に考えたほどです。しかし、時差を超えた国外とのコミュニケーションの負担を考えると現実的ではありませんでした。集中力と機敏さをこれからも大切にしたいと考えています。

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著者見解:

短期レンタルが違法な国もあるし、特にシンガポールは国から不動産を訪問者に貸し出す許可が必要だが、それもこの業界の成長の妨げにはならなかった。短期レンタルスペースを営む主なプレイヤーの様々な回答によると、AirBnBはタイとインドネシアを強化しており、Roomoramaは今年、物件数を飛躍的に伸ばす見込みで、travelmobは東南アジアからアジア太平洋に拡大予定、そして9flatsは運営上の問題から、この地域の活動を減らすようだ。

短期レンタルステイが今後さらに人気が増し、普及していく上で、それが非合法であるという認識を持つ人はいないだろう。この新しいトレンドを受け入れるか、短期レンタルウェブサイトや物件所有者を危機に追い込むかは政府の考え方次第だ。

【via e27】 @E27sg

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