NY発健康支援系スタートアップNoomが日本語版アプリをローンチ、10万歩でギフト券が当たるキャンペーンを展開

SHARE:

noom_japanese_screenshots

SD Japan でも何度か紹介している Noom は昨日、 Noom Weight Loss Coach(日本名:Noom ダイエットコーチ)の日本語版(Android 向け)の提供を開始した。同アプリはいわゆるモバイル・フィットネス、モバイル・ウェルネス分野で高い評価を得ており、これまでに全世界で1,800万人以上のユーザがアプリをダウンロードし、日夜ダイエットに励んでいる。日本市場参入にあたり、Noom はアメリカ、イギリス、韓国に続き、4番目の拠点として日本にオフィスを構えた模様だ。

Noomの代表を務めるジョン・セジュ(정세주)氏は19歳のときに韓国から単身渡米し、Google 出身のエンジニア Artem Petakov と共に Noom を共同創業した。ジョン・セジュ氏には筆者も何度か会っているが、Kiip の創業者 Brian Wong にも似た、新世代の神童のような存在感を感じる(蛇足だが、Brian はバンクーバーでIQテストを受けて4年間を飛び級し、18歳でコロンビア大学を卒業している)。Noom はこれまでに、M8 Capital や Qualcomm Ventures など、モバイルに強いVCから260万ドルの資金を得ており、今後、各国市場への参入をより加速させたいとしている。

Noom ダイエットコーチには、(1)ダイエットのモチベーションを促す Noom ポイント、(2)食事ログ、(3)GPS連携による運動記録機能、(4)他ユーザとの情報交換などの機能が搭載されており、日本語版アプリでは、特に平均的な日本人の食生活の情報を取り込んだローカリゼーションが実装されている。iPhone 版も存在するが、iPhone 向けの日本語アプリは目下開発中であり、まもなくリリースされる予定だ。

なお、Noom では日本市場参入を記念して、事前登録をした上で9月上旬の10日間で10万歩を歩くと、抽選でAmazon ギフトカードが1,000円分当たるキャンペーンを展開している。1日1万歩というのは健康を維持する上で目安となる歩数だが、標準的な歩幅で9km程度、東京で言えば、日本橋〜渋谷の距離を毎日歩くことになる。暑さも峠を越え、少し秋めいた空も見え始めたので、この機会に運動を始めてみるのもよいかもしれない。

「ヌム」のチームメンバー、NYマンハッタンのオフィスにて。
Noom のチームメンバー、NYマンハッタンのオフィスにて。
最前列最右が CEO ジョン・セジュ氏。

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録