アジアのスタートアップ11社がしのぎを削る、ピッチアリーナの模様(ライブブログ) #bdash

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本稿は、B Dash Camp 2013 in 大阪の取材の一部だ。以下はライブブログでお伝えする。

審査員を務めたのは、次の方々だ。

  • 本荘修二氏 本荘事務所代表
  • Mark Hsu氏 TMI代表
  • 桂大介氏 リブセンス取締役
  • 森川亮氏 LINE株式会社社長
  • 三好大介氏 NTTドコモ・ベンチャーズ マネージングディレクター
  • 宮田拓弥氏 スクラムベンチャーズ ゼネラルパートナー
  • Jimmy Kim 氏 K Cube Ventures
  • 寺紀夫氏 フジ・スタートアップ・ベンチャーズ
  • 堤達生氏 グリーベンチャーズ パートナー
  • 米山能史氏 NECビッグローブ

886 Foods(台湾)

ウェブサイト http://www.strikingly.com/886foodinc

高品質な農作物をネット販売し、農場から直接消費者へ届けるサービス。有機栽培の米やコーヒーを生産しEコマースで世界に販売する。コーヒー販売については、こちらの記事 のTaiwan Kopi Luwakを参照。

BinPress(アメリカ)

ウェブサイト http://www.binpress.com

オープンソースプロジェクトを商業化できるマーケットプレイス。オープンソースで生まれたコードを、商用プロジェクト展開するためのプラットフォーム。ライセンシング、カスタマイズなどの機能を提供する。このプラットフォームを介して取引された売上に対し、BinPress は30% の手数料をとり、70% を開発者に還元する。

CliPick(台湾)

ウェブサイト http:///www.clipick.com  <関連記事

ユーザが洋服を探すとき、Eコマースサイトでレコメンデーションができるエンジン。画像認識技術を用いて、オンライン・ショッピングにおけるユーザ体験を充実させる。商品同士を関連づけができるため、閲覧中の商品に対し、ユーザが関心を持ってくれそうな商品を提案することができる。オンライン・ファッション・ブランド、ECプラットフォーム、ユーザ獲得が肝要なプラットフォームを主なターゲットだ。

InnoBeta(日本)

ウェブサイト http://uiscope.com <関連記事

InnoBeta が提供するUIScope はクラウド上でスマートフォンアプリのユーザビリティテストを実施することができるサービスだ。テストできる環境は、iOS、Android、ブラウザ、競合サービス等、スマートフォンで提供されているサービス全てのテストが可能となっている。このほかにも、UIScopeが用意したテンプレートを利用することで、テンプレートタスクやアンケートを作成が容易になり、簡単にテストを設計することが可能。テストしている様子は、動画で閲覧できるため、ユーザが操作のどこで迷っているかなどがわかりやすい。

JazzPay(タイ)


ウェブサイト http://jazzpay.co

タイを含む東南アジアでは、クレジットカードの普及率の低いことがEコマースの発展を阻害している。JazzPay はクレジットカードを持たないユーザのための決済手段で、ユーザは、支払元の自分のケータイ番号と、支払先の相手のケータイ番号を入れるだけで、SMSとアプリを使い簡単に送金を完了することができる。6億人が東南アジアにはいるが、クレジットカードの普及率は平均10%未満なので、大きな可能性が見出せる。

KAIZEN Platform(日本)

ウェブサイト https://planb.cd <関連記事

KAIZEN Platform の PlanBCD はウェブサービスのUI改善を効率化するグロースハック・ツールだ。ウェブサービスのA/Bテストを用意に実施することができ、この一連の作業をクラウドソーシングすることもできる。これまでのPC画面のテストに加え、10/3 からスマートフォンUI への対応を開始した。累積受注金額はローンチから2ヶ月で1億円を突破した。

Puteko(ニュージーランド)

ウェブサイト http://www.puteko.com

塗り絵を描き、スマートフォンのカメラを介して撮影すると、拡張現実(AR)により、それを3Dアニメーションにすることができる。ビジネスモデルは、カラーリングページのライブラリ(ステッカーのようなバーチャルアイテム販売)など。

QLL(台湾)

ウェブサイト http://www.qll.co <関連記事

Quick Language Learning は、モバイルデバイス向けのデジタル学習ツールの開発に特化している。これまでに、中国語(繁体字、簡体字)、英語、日本語、韓国語、スペイン語で、3〜8歳の子供向けに150種類以上の Android / iOS アプリをリリースしている。50万ドルの資金調達を目指しており、その資金を使って東南アジア市場への進出を図る。

StorySense Computing(台湾)

ウェブサイト http://www.storysensecomputing.com <関連記事

What’s the Number は、80万ダウンロードを達成しており、2014年に50万ドルを達成しようとしている。このほか、ライフスタイル・アプリの Laiki もリリースしている。Laiki は、状況に応じて、あなたが次に誰と何をしたらよいかを進言してくれる。彼らがこれからやろうとしているのは、小さなスマートフォンアプリの画面で、情報を即座に検索・集約できるソリューションの提供だ。

Timers(日本)

ウェブサイト http://pairy.com <関連記事

Timers の Pairy は、カップルのためのモバイルアプリで、二人が思い出を振り返るのを助ける。調査によれば、過去1ヶ月以上前のチャットをさかのぼってチェックするカップルは、全体の40%以上にも上るという。SNS や既存のメッセージアプリでは、他のコミュニケーションに埋もれて、1ヶ月以上も前の二人だけのチャットを見つけ出すのは容易ではない。Pairy は目的をカップル同士のコミュニケーションに限定することで、このプロセスを容易にしてくれる。

現在ユーザ数は12万人で、DIVに参加した3ヶ月間で156%伸びた。ユーザの多くは、結婚を控えた20代の男女だ。月間PVは600万件、登録されているデートスポットは5万件、うち、20%のデートスポットには実際カップルが訪問していることが確認できている。

WebPay(日本)

ウェブサイト https://webpay.jp <関連記事

WebPay は、スタートアップが簡単に決済システムを導入できるソリューションを提供する。従来の決済システムはセキュリティが脆弱で導入が難しい。WebPay はシステム開発者にとってインストールが簡単で、API はアメリカの主要決済処理会社 Stripe と互換性がある。

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