ドラッグ&ドロップでおしゃれなポートフォリオが作れるドイツの「Salon.io」が日本上陸、グッドパッチと協業

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Salon.io_top

画像をドラッグ&ドロップするだけでおしゃれなポートフォリオが作れる「Salon.io」が本日リリースされた。もともとクラウドファンディングで資金調達し、本国ドイツでは2012年11月にローンチ。Salon.ioを提供するのは「9elements」だ。ゲスチャーコントロールのLeap Motionなどを手掛けている。今回のSalon.io日本語版の提供に際しては、株式会社グッドパッチが協力している。

Salon.ioは、イラストレーター、カメラマン、プロダクトデザイナーなどのクリエイターを中心に人気を集めており、これまでに10,000人以上のユーザーが登録している。現時点ではドイツのユーザーがほとんどだが、日本からのユーザー登録が徐々に増えてきたことを受けて日本語版のリリースに踏み切った。日本語のユーザーインタフェースに加えて、問い合わせも日本語で行う。ブログやギャラリーページなども新たに日本語で開設され、今後は日本ユーザーに向けた内容も充実させていくという。

Salon.ioの日本語版リリースに際して、以前に日本を訪問していた際に会った共同ファウンダーのEray Basarに話を聞いた。

「既存ユーザーは、かなりアクティブにSalon.ioを活用してくれている。彼らから集まる貴重なフィードバックをプロダクトに反映し続けているよ。その甲斐もあって、有料版へのコンバージョンは15%。この心強いKPIをもとに、今後さらにサービスを成長させていきたいと思っている。」

今回の日本語版ローンチを共に実現したグッドパッチ。彼らが海外企業の日本マーケット進出を手掛けるのは今回が初めてだという。Salon.ioに関しては、翻訳やメールでのサポート業務、またソーシャルメディアやブログを使ったマーケティング、コミュニティ運営などその業務内容は多岐にわたる。短期間でローカライズさせて終わりではなく、Salon.ioというプロダクトビルディングを今後も長く手伝っていく予定だ。

今回のリリースについて連絡をくれたグッドパッチの増田祐加さんは、Salon.ioが日本ユーザーにもたらす可能性についてこんな風に話してくれた。

「Salon.ioは誰でも簡単にWebサイトを作ることが出来るツールです。例えば、個人で活動しているクリエイター、またデザインや写真などを勉強している学生さんなども活用できます。わたしの周りにも、素晴らしい作品を作っているのにそれをウェブサイトとして公開することにハードルを感じている人が多い。そんな人たちがSalon.ioを使ってポートフォリオを作り、そこから仕事の依頼が来る。国内外のクリエイター間で交流が生まれてるといいなと思います。」

「Drop、move, publish」するだけであっという間にポートフォリオが完成するSalon.io。英語版だが、以下の動画もチェックしてみてほしい。

Getting to know Salon.io from Salon.io on Vimeo.

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