日本の通信およびインターネット企業ソフトバンクの投資部門である、ソフトバンク・ベンチャーズ・コリアは、Turbo Studios に出資した。Turbo Studios はビデオゲームの制作方法を根本的に変え、今回の動きはコアゲーマーにモバイルゲームの新しいカテゴリをもたらすことになると伝えられている。
Turbo Studios の存在は少々謎めいている。同社は昨年の設立以来ステルス・モードで運営されており、ウェブサイト上では、公開予定のゲームや計画を一切発表していない。しかし、同社の CEO Yohei Ishii 氏は、Polygon とのインタビューで、最初のゲームは2014年内にリリースする予定で、これまでモバイルでは心底満足できなかったコアゲーマーの期待に沿ったものにだろうと述べている。
このニュースを伝える以前に、ソフトバンクが T-mobile や Sprint に出資していることにも触れておくべきだろう。つまり、Turbo Studios への出資は、ソフトバンクのモバイル戦略に向けた新たな動きと見ることができる。ソフトバンク・ベンチャーズ・コリアは、1,000万ダウンロードを達成したゲーム「パズル&ドラゴンズ」で知られる、ガンホー・オンライン・エンターテイメントにも出資している。
Turbo Studios の開発チームは、ドリーム・チームとして語られてきた。モバイルゲームとコンソールゲームの両方を経験するベテランでメンバーが構成されているからだ。彼らには、任天堂、ソニー、CCP、Riot、Rockstar Games、OMGPOP、Q-Games、Kabam、Zynga など卓越した企業で勤務した経験がある。
特筆すべきは、CEO の Ishii 氏が2005年から2007年まで、スクエア・エニックスの北米市場向けのビジネス開発ディレクターを務めていたことだ。彼はその後、CCP Games や Live Gamers でも重職を歴任した。
コアゲーマーを満足させるモバイルゲームとは何か? さぞや美しいもので、スマートフォンやタブレットでもっと楽しめるものなのだろう。同社にこのようなアイデアを実現できる力が備わっていれば、時がそれを明らかにしてくれるだろう。
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