台湾の動画配信プラットフォームLIVEhouse.inが、Cherubic Ventures(心元資本)から35万ドルを調達

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リアルタイムの動画プラットフォーム「LIVEhouse.in」を提供する台湾のスタートアップ iKala は今日(原文掲載日:12月3日)、アーリーステージ向け VC の Cherubic Ventures(心元資本)から35万ドルを資金調達したと発表した。

LIVEhouse.in は2013年にローンチ、ユーザは自らの放送チャンネルを開設し視聴者と対話することができるプラットフォームだ。対話の手段としては、チャットのほかにスタンプの送信が使える。

Cherubic Ventures からの公式発表によれば、同VC の創業パートナーである Matt Cheng(鄭博仁)氏は、番組の主宰者と視聴者間の興味深い力関係から見て、リアルタイム動画配信が〝Next Big Thing〟になると考えている。これは次第にモバイルとインターネットによるコンテンツ消費を増やし、テレビでの消費を減らすことにつながるだろう。

LIVEhouse.in には、有名人からインディーズ系の歌手、政治家まで多岐にわたる番組ホストが揃っている。同じリリースによれば、最近選出された台北市長である柯文哲(Ko Wen-je)氏の選挙チームは、イベントの模様を放送したり、若年層の有権者に訴えたりする上で、LIVEhouse.in で利用していたとのことだ。

LIVEhouse.in の共同創業者で CEO の Sega Cheng(程世嘉)氏は、LIVEHOUSE.in と彼のチームが、エンターテイメント、ゲーム、Eコマースの3つの分野に集中することになるだろうと述べている。アジアの他の地域に進出する予定もあるとのことだが、次にどの国に進出するかは明らかになっていない。もし中国に進出するなら、動画プラットフォームの巨人である Tiange(天鴿)YY.com(YY直播)と対決することになる。

現在、ユーザはPCのほか、iOS アプリAndroidアプリで LIVEhouse.in にアクセスできる。

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【via e27】 @E27sg

【原文】

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