3DプリンターメーカーのMakerBotは、iPadで簡単に3Dプリントのためのデータを作成することができる「PrintShop」のダウンロード配布を開始した。
「PrintShop」は専門知識やテクニックを持っていなくても、ネームプレート、リング、ブレスレットの3Dデータを作成することができる、iPad専用のアプリ。同アプリにはモードが3つあり、それぞれ「Type Maker」「Ring Maker」「Bracelet Maker」と作るものによってメニューがわかれている。
「Type Maker」は文字を入力することで、サインや文字、ネームプレートとして文字を3Dデータ化することができる。
「Ring Maker」は王冠やコーヒーカップなど、事前に用意されたリングを自分の指に合わせてデータ化することが可能。同様に「Bracelet Maker」も抽象的な模様が特徴の上質なブレスレットのデータを作成することができる。どちらもサイズや装飾を選ぶことで、オリジナリティのある製品に仕上げることが可能だ。
作成したデータは同社の3Dプリンター「Replicator」に送って印刷することができる。印刷状況のモニタリング機能も備えており、プリンターの前に張り付いている必要はなさそうだ。
他にも同アプリでは同社の3Dデータ配布サイト「Thingiverse」からデータをダウンロードして、「Replicator」から印刷することもできる。
自分で作るにせよ、ダウンロードするにせよ、手軽に印刷するためのデータを用意できるというのは、3Dプリンターが一般的になったからこその「データの用意が大変」という問題のひとつの解答となりそうだ。
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