日本のクラウドファンディングサイト MotionGallery が海外の Indiegogo と提携、日米同時のプロジェクト掲載が可能に

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motion gallery indiegogo

日本で活動するクラウドファンディングサイトはいくつかあるがそのうちのひとつ「MotionGallery」が、米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」と提携することを発表した

英語圏は日本語圏と比較して、非常に大きなお金が集まる。この提携により、MotioGalleryに掲載されるプロジェクトの中で、世界での活動を視野に入れているプロジェクトは、MotionGalleryを通じ、Indiegogo内のMotionGallery特設ページに同時に掲載される。

Kickstarterなど、海外のクラウドファンディングサイトに直接掲載し、資金調達を行うプロジェクトもでてきているが、これまで海外のクラウドファンディングサイトに掲載したプロジェクトは、日本国内でファンを獲得するために再度プロジェクトを掲載する必要があった。

これまでKickstarter等に掲載した人の話を聞いてると、日本のクラウドファンディングサイトに掲載するよりもハードルが高かったが、今回の提携により、こうした課題たちを解消し、国際的なプロジェクトを国や言語の壁を越えて応援を集める事が可能となる。

今回の提携は、米国人映画プロデューサーからIndiegogo CEOのSlava Rubin氏を紹介された事がきっかけだったという。今回の提携に合わせて、5つのプロジェクトがindiegogoに掲載される。同時掲載におけるプロジェクトを紹介するテキストの翻訳について、モーションギャラリー代表取締役の大高健志氏に質問したところ、以下のようにコメントをいただいた。

大高氏「翻訳については、日米で打ち出しを変えるニーズに応えるため、プレゼンターが自分でするか、モーションギャラリーに委託してそのまま入稿するかを選べる形になります。今回はどのプロジェクトも前者を選ばれた為、後者はこれから仕組みを固めて行くところになります。」

日本と海外の両方同時にクラウドファンディングのプロジェクトが掲載可能になれば、日本のクリエイターが海外から資金を募りやすくなることが考えられる。クリエイターの目が海外にむきやすくなったとき、どのようなプロジェクトが生まれるのか、楽しみだ。

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