次世代型レジ打ちPoyntに注目

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Poynt

<ピックアップ>Former Google Wallet Head Launches Poynt, A “Future-Proofed” Payment Terminal

10月29日、次世代型レジ打ちとも言うべきPoyntが正式にお披露目されました。

PoyntはカリフォルニアのPalo Altoを拠点とし、前Google Wallet事業のトップをしていたOsama Bedier氏がCEOとして経営している企業です。現在Poyntは予約販売の段階。

Poyntの特徴は大きく3つ挙げられます。1つ目の特徴としては、これから普及するであろう決算方法のほとんどをカバーしている点です。具体的には、一般的に使われているクレジット・デビットカードのスワイプ決済はもちろん、近距離無線機能を使った決済方法であるNFC、そしてEMV、Bluetooth、QRコード、最近注目のBeacon技術を使った決済方法など幅広い決済方法をサポートしています。

2つ目は、Poyntに「ターミナル」、「レジスター」、そしてビジネスデータ解析向けの「コ・パイロット」と呼ばれるアプリが3つすでに搭載されており、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされた際にはそれらをiPhoneアプリのように新しくインストールできる、という点です。

3つ目は、外部の開発会社であるVend、Kabbage、Swarm、Boomtown、Bigcommerce、そしてIntuitが今後Poynt向けのアプリを開発できる点です。また、SDKを利用することで、前述の提携先以外も開発可能になっています。

iPhoneが登場した頃、様々なアプリが開発されるような魅力的なプラットフォームとして端末を提供すれば、OSを開発した企業が圧倒的に利益を得られるという考えをAppleは持っていました。今回のPoyntの件も同じようなものだと思われます。

端末自体が魅力的なプラットフォームになれば、市場はOSを開発するPoyntの独壇場になるでしょう。鍵となるのはリリース直後に効果的なマーケティングを行い、圧倒的な普及率を目指せるかどうかだと思われます。今後は様々なソフトフェアをインストールできる、魅力的な次世代レジ打ちとなれるかに注目です。

via TechCrunch

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