ベトナムのスタートアップシーンに注目すべき5つの理由

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Echelonのトップ100スタートアップ選出を控え、私たちは地域別の予選選考会が開かれる14ヶ国を詳しく見ていこうと思う。今回はベトナムについてだ。

観光客は息を飲むような自然景観と世界遺産を求めてベトナムにやってくるが、近年は急成長する住宅産業や、発展するスタートアップと消費者のコミュニティに目をつけて、投資家たちがこの国に集まっている。

今年3月、e27はアジア太平洋地域のトップ100スタートアップについて調査するためベトナムへ向かい、優れたスタートアップ企業によるピッチを聞く予定だ。今回のEchelon Asia Summit 2015に向けて、スタートアップ勢力図にベトナムが載っている5つの理由を次に述べよう。

1. 経済的な発展と成長。1986年の「ドイモイ」という市場主導の経済改革政策の導入以降、ベトナムが過去を振り返ることはほとんどなかった。2013年のGDPは5.3%成長したが、これはASEAN加盟国で3位の成長率を誇る(ラオスとミャンマーに次ぐ)。ベトナムが2007年に世界貿易機関に加入した際、貿易と資本取引に強くコミットする方向に流れた。別の言葉で言えば、ここにはスタートアップが入っていける大きな消費者市場という事業機会がある。

投資家もまた重要な要素だ。2013年、Wall Street Journalはハノイに拠点を置くスタートアップインキュベータのTopicaの言葉を引用し「新たに会社を興し、株式を外部の投資家へ売却することに成功したテック系起業家について、(ベトナムは)シンガポールに次ぐ実績を持っている」と書いた。また、同じ年にベトナムでは14.7%という凄まじい人口純増があったことも追い風となった。

2. ビジネスのしやすさ。ベトナム政府は、中小企業の事業運営が簡単にできるよう行政手続きを簡素化し税率を下げようとする取り組みを行ってきた。世界銀行の「Doing Business Index」は、規制環境が現地企業の事業の開始と運営に貢献しているかどうかを定めた指標だが、ベトナムは2013年の99位から2014年には(189ヶ国中)72位にランクアップした。

3. インターネットとモバイルの接続拡大。ベトナムの9200万人の人口のうちインターネット人口は4200万人(普及率45.6%)、アクティブなFacebookユーザは2500万人(同27.2%)、アクティブなモバイル加入者は1億3400万人(同145.7%)となっている。よく引用されるこのデータは、モバイルユーザやネット人口が急増していることを表しており、結果としてインターネット・オブ・シングスに関連するスタートアップにとって好ましい環境になっている。データ加入者プランやスマートフォンユーザの数が増えていることも、多くの企業が携帯ゲームやアプリ市場に向かっている要因となっている。

4. 強固なスタートアップコミュニティ。eコマースで有望であることに加えて、中小企業(SME)が広がりをみせている。スタートアップを含む中小企業は、ベトナム経済の90%を占めている。2013年に政府が SMEの発展を支援するためのファンドをローンチした際、新興企業の数は年末までに35万社に達すると予想された。このようなトレンドは制度的な支援が多く受けられるということだけでなく、スタートアップがネットワークやオペレーションを拡張するシーンが広がることを意味する。

5. Echelonのベトナムでの軌跡。2013年にEchelonベトナムサテライトイベントが開催され、120名の参加者が集い、8つのスタートアップが審査員に対してピッチを行ったため、e27のメンバーがベトナムを訪れるのは今回が初めてではない。このサテライトイベントでは、ベトナムのデベロッパーであるNot A Basement Studioが将来最も有望なスタートアップとして選出された。イベント後、同年にEchelonを通じて知り合った仲間らにより、iPadの新アプリでフォトブック管理アプリKeepShotがローンチされた。

Echelonアジアサミット2015は、2015年6月23日~24日にシンガポールで開催される。e27は今年のサミットで出展されるアジアにおけるトップ100のスタートアップを現在募集しているので、今が応募のチャンスだ。

【via e27】 @E27sg
【原文】

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