4,000サイトが導入、1行のスクリプトでウェブサイトを多言語化できる「WOVN」が有料版の提供を開始

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WOVN

昨年9月にインタビューした、たった一行のJavascriptコードを追加するだけでウェブサイトを多言語化できる「WOVN」(ウーヴェン)。現在、WOVNを導入するドメイン数は4,000サイト。多言語化されたページの数は12万ページに及びます。昨年9月時点では100ページ程だった1日に多言語化されるページ数は、今では600〜700ページにまで増加しています。

月額1,900円からの有料プランを開始

WOVN-premium-plans

そんなWOVNが、2月16日から開始するのが有料版の提供です。無料版も引き続き使えますが、多言語化が無料なのは5ページまで。その他には、一部のウィジェットのカスタマイズなどが可能です。新たに開始する有料版プランは、「STARTUP」「BUSINESS」「ENTERPRISE」の3つ。

この中で最も安価なのがSTARTUPで、月額料金は1,900円です。100ページまで多言語化できて、全てのウィジェットのカスタマイズが可能。また、WOVNのJavascriptが導入されているページのHTMLが更新されると、それを検出して翻訳内容を自動でアップデートしてくれる機能も。STARTUPプランでは1言語に限られる自動機械翻訳は、それ以上のプランでは3言語以上に対応します。

ENTERPRISEの価格は要問い合わせ。上述した各種機能に加えて、サーバーのカスタマイズやA/Bテストへの対応など、今後も様々な機能を充実させていく予定です。

今春に予定するライブラリの公開でSEOを強化

以前にWOVNを紹介した際に聞かれたのが、WOVN導入サイトのSEO対策について。これに関しては既にGoogleにインデックスされるところまで内部テストで確認がとれており、チューニングが出来次第にリリースされます。また、今春にはライブラリを公開し、それを使うことで完全なSEO対策が施せるようになると言います。

WOVNを運営するミニマル・テクノロジーズ(Minimal Technologies)は、そのチームもどんどんグローバル化させている模様。ファウンダーでCEOの林鷹治さん、共同ファウンダーでアメリカ人のジェフ・サンドフォド(Jeff Sandford)さん。また、新たにフランス人のエンジニア、また台湾人のセールスの人材が加わり4人チームになりました。

現在、日本国内のWOVN導入サイトによるニーズが高いのが、中国語、韓国語、スペイン語の順です。今後は、日本国内の大規模サービス向けのエンタープライズ版の営業と開発に注力していく予定です。

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