LinkedIn、求人プラットフォームのCareerifyを買収し、優秀な人材の各SNS上のデータをもとにした新しい人材採用ビジネスを目指す

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Image by Nan Palmero on Flickr
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<ピックアップ>LinkedIn Acquires Careerify, Eyes New Referral Technology | Re/code

人材系のサービスにも、新しい動きが見え始めています。LinkedInが、カナダのトロントに拠点を置くCareerifyを買収しました。Careerifyは、企業の人材採用を助けるためのソフトウェアの開発を行ってきました。

LinkedInは、これまでユーザが入力したプロフィールなどを分析していましたが、Careerifyはユーザ同士のソーシャルネットワークを活用し、LinkedInだけでなくTwitterやFacebookなどの情報をもとにユーザにおすすめの企業をレコメンド、従業員同士による人材紹介や内部募集などのサービスを展開していました。しかし、Careerify自体はスモールチームのため、スケールをするためにもLinkedInに買収された、とCareerifyのCEOがブログで投稿しています。

LinkedInは、今回の買収を通じてLinkedInだけにおけるユーザ行動だけでなく、各SNSのユーザ履歴をもとにした人材採用のビックデータ解析とそれに合ったサービスを提供していきたい、ということが考えられるかもしれません。ベースをLinkedInとし、必ずしもLinkedIn上だけの行動だけでなく各SNSと連携することで、よりLinkedIn内のサービスが充実するという考えではないでしょうか。

すでに海外ではLinkedInを通じた転職は職探しが一般的となりつつある現状において、人材採用の軸としてLinkedInを作りつつ、LinkedInだけにとどまらない優秀な人材のさまざまなデータベースが構築される先に、どのようなビジネスがあるのでしょうか。

via Re/Code

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