Xiaomi(小米)、63米ドルの超格安アクションカメラを発表

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中国のスマートフォンメーカーXiaomi(小米)は、399元(63米ドル)で販売される低価格カメラでスポーツカメラ分野に参入しようとしている。499元するセットにはGoPro式の装置と自撮り用のセルフィースティックが付属されている。

YiCamera(小蟻智能攝像機)と呼ばれる新製品は、Dropcam風の監視カメラの製造メーカーで、Xiaomiが熱心に進めるハードウェア計画の主要メンバーのAnts(Xiaoyi=小蟻)が製造している。

カメラには、AmbarellaのA7LSプロッセッサーと様々な照明に対応するSonyの16MP Exmor R BSI CMOSフォトセンサーが搭載されている。ユーザは、撮影状況に合わせて様々な解像度(1080p/60fp, 720p/120fps, 240p/480fps)で撮影でき、また155度の広い画角をf/2.8口径のレンズで撮影することができる。

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この新製品は、0.5~60秒の遅延撮影や3~15秒のこま撮りなど様々な撮影モードに対応し、また1秒間に最大7枚の連写が可能だ。アドベンチャー好きのユーザ向けに設計されているため、同社は水深40mまで耐えられる装置用の防水ケースも発売している。

YiCameraは若草色のグリーンとホワイトの2色から選べ、WiFiとBluetoothに対応しており、動画編集や共有用のアプリも用意されている。Xiaomiのウェブサイト、JD(京東商城)とTmall(天猫)で現在購入することができる。

YiCameraの価格に対して競合は、明らかにお手上げ状態だ。GoProは米国市場頼みの傾向を減らす意味で、今年は中国市場に参入している。GoPro 3+ Silverは、スペック的にはYiCameraと同じで価格は299.99米ドルだ。Xiaomiのアクションカメラ分野への参入によってGoProの中国での挑戦は手ごわいものになるだろう。

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ハードウェア人気の高まりに伴い、中国企業がアクションカメラ分野に相次ぎ参入している。深圳に拠点を置くドローンメーカーDji Innovations(大疆)は、高性能カメラの機能を搭載したハードウェアとカメラを搭載したドローンの製造を計画している。一方GoProは、アクションカメラの製品ラインアップ強化のため、消費者向けドローンのローンチの準備が整っている。

オンラインを使ったスマートビデオ監視装置ブランドEzvizは、先月アクティビティーカメラを発表した。同社は、中国のビデオ監視システムのソリューションプロバイダーHikvision Digital(海康威視数字技術)の支援を受けている。中国のスタートアップが開発した同じような製品、VIDITもこの市場に参入しようとしている。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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