それはすなわち、センサーが私たちの衣服に出現し始める、ということだ。
ある調査会社はここ10年以内にこの変化が起こると確信している。Tracticaの新たなリポートによると、私たちは2020年までに1000万着の「スマート・衣類」を購入するというのだ。
身体センサー自体は別に目新しいものではないが、こういった衣類はこれまでスポーツ競技のごく一部に限られたものだった。スポーツ好きな人たちはセンサーが埋め込まれたシャツやショーツ、スポーツブラ、そしてソックスを使っており、このセンサーが筋肉の動きや呼吸、心拍数などのデータをもたらしてくれる。
またこういったデータの全てを現在のフィットネスバンドやスマートウォッチの類では測定することはできないのだ。数年後には、スマート衣類はこういったスポーツ競技用の用具というよりは、普段使いのものになっていくだろう。
ほんのちょっと前まで、このようなスマート衣類の売上はわずかなものだった。Tractiaのレポートでは、2013年にはたった14万着ほどしか取引されておらず、そのほとんどはスポーツ競技用のものだった。
Tracticaの調査ディレクター、Aditya Kaul氏はその声明の中で「衣類や身体センサーとして着用することで、特定の生体反応を測定して計測できる「スマート・衣類」はウェアラブルコンピューターの最終形態になる」と言及している。
Tracticaによると、身体センサーの出荷量は2013年の300万個から2017年には120万個に減少するものの、2020年には310万個に改めて増加すると予測している。2017年の減少傾向の理由は、幼児や妊娠モニター、ヘッドバンド、姿勢モニター、3次元測定器のような新しいデバイスが新たな波を生み始める前に、心拍計の出荷量が減ると予測していることに基づいている。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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