SourceDNAがアプリのコード問題を突き止められる開発者向けツール「Searchlight」をローンチ

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via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “nyuhuhuu“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

Google Play store中には160万、AppleのApp Store中には150万のアプリが存在すると推定されている。それらのアプリは多種多様なサービスに渡る一方、多くは共通のライブラリやコードを共有している。しかし、もしこういった共通の要素が問題を抱え変更を要する場合はどうだろう。開発者たちが自らのアプリが最新式であると確かめる為のなんらかの手段は存在するのだろうか。

SourceDNAの場合、アプリ開発者とプラットフォームのコード創始者双方に対しての監視人として役割を果たす。同社は、開発者がアプリ上の修正可能なコード、安全性、品質問題を分析するのを補助する為の自社最新アプリ「Searchlight」のローンチを発表した。

「Searchlight」とは?

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無料版と有料版の双方が利用可能で、「Searchlight」は開発者にアプリが潜在的に抱える問題点についてのより詳細な視点を提供する。

SourceDNAの最高経営責任者であるNate Lawson氏は「Searchlight」が持つ可能性の例を挙げた。「GoogleがOpenSSLをAndroid Mに移行した際、アプリに使用されることを意図していないプライベートAPIが存在していました。結果としてアプリはこのAPIを使用し最終的にクラッシュしてしまうという危険性を孕んでいた。 」 Lawson氏はVentureBeat にその影響下にあるアプリのリストの一部を提供した。その内容は、UC Browser(1億回超インストール)、Waze(少なくとも5000万回のインストール)、HBO Go(500万回以上のインストール)、Modern War(千万回以上のインストール)というものだ。同社がこの問題の詳細について公表した後、3000人以上が「Searchlight」に登録した。

ここで重要な点は「Searchlight」が開発者に将来突然生じるかもしれない問題について心配することなく率先してアプリを改良でき、また最善のユーザー体験を実現する事に集中できる様にしたことである。

無料版では、開発者はApple, Google Play, Baidu, Tencent, Zhushou 360から最高5つのストアアカウントを設定することができる。開発者はマーケットで公開された自身のアプリに対する総合見解を受け取ることができ、なんらかの欠陥が発見された場合それらも通知される。

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有料版「Searchlight」において開発者は、コード問題についての初期通知、より多くのアプリストアアカウントの追加、より優れた管理機能、公開済みのアプリだけでなく未公開のアプリの問題点を内密に検査する機能などより多くのサポートを得ることができる。さらに、有料会員は他社のユーザーが自身のアプリコードを検査するのを防ぐこともできる。

これら全ての項目にたいして開発者はどれだけの額を払わなければならないのだろう。Lawson氏は額については公表していないが、現在「Searchlight」に3千人を超えるユーザがいると述べている。

アプリストアより開発者を注視する

「人々は問題解決の為の明白な道を模索するものです。開発者にとっては、コードを書いている時が問題解決をしている時なのです」と Lawson氏は述べた。「ほとんどの開発者はコードを書き終えた後に見直そうなんて考えていません。沢山の探知作業をしなければならないですから。」

Lawson氏が言及したのは、開発者が壊れている部分や修復すべき箇所を探すために常に自らのコードを注意深く観察しているとは限らないということだ。多くの場合それらはコードライブラリへの委託だったり、有事時にどの顧客が間違ったコードによって被害を受けたか把握するのが難しいといったことにある。

SourceDNA が披露したいのは、現在市場に公開されているアプリを超えるアプリを構築するための手段を開発者に提供できる能力である。Lawson氏は既に同社が毎日6万個のアプリを走査しており、さらに多くの数をこなそうとしている最中であると説明した。しかしながら、このサービスは既存の市場が提供していないものなのだ。AppleまたはGoogleにアプリを提供すると、そのアプリが自社の基準を冒すことが無いかを審査担当者が確かめる。審査担当者は、コード自体に潜在的な問題があるかどうかを審査することは無い。SourceDNAはこの一歩上を進んでいるのだ。

本来、ビジネスインテリジェンスサービスとして適合された(アプリに対するNielsenの様に)SourceDNAが事業者にアプリの動向を伝える立場を超えて開発者にアプリの問題点を伝えるまでに至った。

Lawson氏と彼のチームは3年以上SourceDNAに取り組んだことでビジネスインテリジェンス分野における成功を手にしたようだ。今日、同社は開発者も新たな対象ユーザーとして視野に入れることで双方のエコシステムに取り組んでいる。

Y Combinatorの後ろ盾もあるが、ビジネスインテリジェンスから得た利益のおかげで、SourceDNAの大部分は独立できている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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