セールスアシスタントもチャットボットの時代、Slackbotの「Troops」約2.9億円調達【NewsDigest】

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今日の調達関連の話題をダイジェストでお送りします。

今日の調達話題

セールスアシスタントもチャットボットの時代、Slackbotの「Troops」約2.9億円調達

ここ数カ月明らかに増えてる話題のひとつにチャットボットがあります。2013年9月創業とやや先行するオリジナルチャットボットのLukaや、メールにCCを入れるとスケジューリングしてくれるX.ai(これはチャットボットというよりは人工知能系ですが)などが続けて調達を発表しております。

Slackからチャット・ボットに注文、自動運転デリバリーロボットがピザを配達してくれるという現実

そしてこのTroopsもそのひとつ。SalesforceのCRMデータをSlackと連動させてくれるSlackbot(Slackアプリ)で、まるでセールスアシスタントみたいに働いてくれる、というものだそうです。

現時点はまだテスト中で、具体的な利用例としてはSalesforceの中に登録されている顧客とのミーティングをカレンダーからチャットボットが理解し、次にやるべき行動(メール送ったり次のミーティングセッティングしたり)を促してくれる、などだそうです。

このTroopsが5月4日にFirst Round Capitalからシードとなる260万ドル(約2.9億円)の調達をアナウンスいたしました。

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サービスの思考は非常にシンプルというか、チャットボットのあるべきインターフェースの思想に則っております。ーーつまり、複雑な画面を使うよりチャットで聞いたほうが楽だし早い、というものですね。Salesforceのように複雑なデータを扱う場合、1番難しいのは「取り出して次のアクションに繋げること」です。これをTroopsは解決すべき課題に設定しました。正しい。

TroopsではSlackがオペレーションシステム、Salesforceがアプリケーション、そしてTroopsをインターフェースと考えているんだ。For Troops, Slack is the operating system. Salesforce is the application. Troops is the interface. Make sense?

記事ではTroopsはすでに多くの企業でテストを開始しているということですから、私たちが利用できるようになる日も近いかもしれません。(それよりも先に国産で同じようなものが出てくる可能性も高いですが)

ということで今日のご紹介はチャットボットのTroopsでした。

 

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