
<Pick Up> Tesla knows when a crash is your fault, and other car makers soon will, too
自動車のスマート化によってさまざまなデータが蓄積され、それが私たちに更なる利便性をもたらしてくれることが期待されています。でも、同じデータによって、事故などの際に一切の言い訳ができなくなりそうです。
6月頭、TeslaのX SUVモデルの運転手が、車ごと建物に突っ込む事故がありました。運転手は、「急に車が加速した」と説明。ところが、当時のTeslaのデータを確認したところ「車が時速6マイルで走行していたところを急にアクセルが踏まれて加速した」ことが判明し、運転手に非があることがわかりました。
Teslaほど細かくデータを取得している自動車メーカーは少ないものの、業界全体としてその方向に向かっているのは確か。現在米国で販売されている自動車の多くには「black box」と呼ばれるデータ記録の装置が搭載されており、事故発生時の状況確認が可能です。2020年には、詳細な状況確認ができる自動車が全体の90%になる見込み。
自動車メーカーにとって、データを用いることのメリットは複数あります。自動運転車の開発はもちろんのこと、GMのように保険事業など新規事業への参入も考えらえます。
Black boxという一種の監視ツールとも言えるものを搭載することで、事故発生率が大幅に下がるという複数の調査結果も出ており、自動車のスマート化は安全運転を促進することにもなりそうです。
via. MIT Technology Review
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