Cheruvic Ventures のパートナー Tina Cheng(成之璇)氏は、既存の学校では現代の市場ニーズに合ったものを提供するには問題があり、Hahow が提供するスキルコースはそのギャップを埋められ、書籍に頼ってきた知識伝達に新しい方法が生み出されるだろうと述べた。Hahow CEO の江前緯(Arnold Jiang)氏は、共同創業者4人のうち3人が技術のバックグラウンドを持ち合わせており、さらに自らは、パッションに加え、これまで多くの教育関連プロジェクト、ビジネス決断に関わってきたことを強調した。
アジア市場をターゲットにした、もしくはピボットした欧米出身の起業家にまつわる話は多数存在する。Vidyard の共同設立者で CEO を務める Michael Litt 氏について言えば、あるとき、Vidyard の全ユーザのうち5%が日本にいると気づき、いつの間にかアジアに放り込まれていた、という具合だ。 Michael Litt 氏は Tech in Asia に対し、このように述べた。 Vi…
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アジア市場をターゲットにした、もしくはピボットした欧米出身の起業家にまつわる話は多数存在する。Vidyard の共同設立者で CEO を務める Michael Litt 氏について言えば、あるとき、Vidyard の全ユーザのうち5%が日本にいると気づき、いつの間にかアジアに放り込まれていた、という具合だ。
今月、Salesforce World Tour Tokyo 2016 登壇のため、東京を訪れていた Viyard CEO Michael Litt 氏 Image credit: Masaru Ikeda
「e メールは自らの成功の犠牲になった」と Michael 氏は言う。受信トレイの中の e メールを実際に一つずつ読む回数を考えてほしい。さらに、その e メールに貼ってあるリンクを実際にクリックする回数を考えてみよう。そうすると、企業が大量に送信する e メールのうち、1%でも読んでもらえたりリンクを開いてもらえたりすれば御の字であることに気付く。
さまざまなものが自動化されていく時代にあって、人はカスタマイズを求めるようになる、と彼は言う。特に、一人の人物が e メールの受取人に対して語りかけるような場合、動画が役に立つ。そして、動画の重要性はどんどん増している。例えば Facebook のフィード上の短い動画や、動画を用いたマーケティングキャンペーンが大量にあることからもそれは明らかだ。しかし、人は動画をどうやって作ればいいのかわかっていない。
Michael 氏と彼のチームは、カスタマーセールスとカスタマーサービスにおける動画のあり方を理解しようとする過程で、いまだに動画制作が多くの人にとって難しいことなのだということに気が付いた。もちろん、多くの人が撮影機能のついたスマートフォンを持ち歩いているが、なかなか出来栄えの良い動画は撮影できない。また、相手に自分で撮った動画を送ることは、ただ文章を送ることほど簡単ではない。
そこで、Michael 氏らは ViewedIt を開発した。このツールを使えば、短いメッセージ(スクリーンシェアを含む)を撮影し、それを e メールで送信することができる。そして、その e メールを誰が開き、動画メッセージをどのくらいの時間視聴したのか追跡することができるのだ。
彼はデモンストレーションとして、Tech in Asia のウェブサイト上でスクロールして撮影した短いスクリーンシェアを使用した。私に e メールで動画が届き、私は彼が記事をスクロールしていくのを見ることができた。その撮影された動画の画面の隅で彼は私に話しかけてきた。私が動画を視聴している間、彼の方には私が視聴しているという知らせが出ているらしい。
<ピックアップ>This Is Facebook’s Biggest Challenge Heading Into 2017 2016年の大手テック企業の業績を振り返ってみると、中でも好調だったのはFacebookだ。2016年の第三四半期の収益は約70億ドルと、1年前の同四半期から6割ほど成長している。月間アクティブユーザーも同期間に17億8800万に達し、順調に伸ばしている。 株主の期待を背負…
同社は今年10月には、一般消費者の腸内フローラ全般やサービスへの認知度向上を図るため、調剤薬局大手のアイセイ薬局やモバイルサービス大手のエムティーアイとともに「腸内サミット」なるイベントを開催。また、今週にもオフィスを、創業から2年あまり入居していた、かながわサイエンスパークのイノベーションセンターから、THE BRIDGE X も入居する東京・渋谷の Good Morning Building に移転する。サイキンソーにとって、文字通りアカデミックな領域からビジネスへ脱皮を迎えたフェーズだ。
将来的には、腸内細菌の状態を簡単かつ定期的にモニタリングするために、例えば、トイレに備え付けたデバイスの活用なども視野にあるようだ。尿や便の状態をモニタリングし排泄予測や未病に役立てるスタートアップとしては、Tripe W Japan の DFree やサイマックスなどの名前が思い浮かぶ。来年以降、ヘルスケア系スタートアップの躍進にも注目したい。
ミライセルフは、東京の Morgan Stanley でヴァイスプレジデントを務めていた表孝憲(おもて・たかのり)氏と、Google の Mountain View 本社勤務時代にトップ数%エンジニアに選ばれたことのある井上真大氏(いのうえ・まさひろ)氏が設立したスタートアップ。表氏は2013年8月から UC Berkeley MBA(Haas School of Business)に参加、2015年の MBA プログラムの修了と共に井上氏とミライセルフを設立し、mitsucari の開発に着手した。