Facebook, Mozillaらが「良心的ニュースの普及」のために1400万ドルのファンドを設立

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Image Credit: Marcus Kazmierczak/Flickr

Facebook、Mozilla、ニューヨーク市立大学、そしてその他のテック業界のリーダー、非営利組織が協力してニュースリテラシーの向上のために1400万ドル規模のファンドを立ち上げることを発表した。このお金は世界中のジャーナリズムの信頼性を高め「公共の議論により良い情報を与える」という目標を掲げる「良心的ニュースの取り組み」(News Integrity Initiatve)に投資される予定だ。

クレイグ・ニューマーク慈善基金、ナイト基金、デモクラシー基金なども投資家として参加している。ニューヨーク市立大学ジャーナリズム大学院がこのプロジェクトを運営することになっている。

Facebookでニュース提携の責任者であるキャンベル・ブラウン氏は次のようにコメントしている。

「Facebookジャーナリズムプロジェクトの一環として、人々がオンラインで目にする情報を識別するためのツールを提供したいと考えています。ニュースリテラシーの向上は世界的な関心であり、ニューヨーク市立大学がコーディネートする多様なグループは、世界中の専門家を集め、より情報が行き届いたコミュニティの確立に貢献するでしょう。」

Facebookがこのファンドに参加することは、論争の的になるかもしれない。同社はメディア企業であることをほぼ否定しており、Facebook上のフェイクニュースが昨年の米国大統領選挙の結果に与えた影響を訴える声を退けている。トレンドのトピックにおいて、保守的な見方を検閲しているという批判も受けている。マーク・ザッカーバーグCEOは、検閲はなかったと主張しているが、この議論がきっかけでトレンドトピックの選択のされ方にいくつか変更が加わっている。

過去数ヶ月間、Facebookはプレスとの関係強化に努めており、ジャーナリズムと会うツアーも実施している。今回のプロジェクトには、米国やドイツの学術機関など19の組織が現在参加している。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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