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国際物流業務の一貫支援ツール「shippio(シッピオ)」を開発するサークルインは8日、500 Startups Japan、YJ キャピタル、East Ventures からシードラウンドで資金調達したことを明らかにした。調達金額については明らかにされていない。サークルインにとっては、YJキャピタル、East Ventures が運営するアクセラレータプログラム「Code Republic」を通じての調達に続くものとなる。
サークルインは2016年6月、三井物産の中国拠点などでの勤務経験がある佐藤孝徳氏(代表取締役社長)や土屋隆司氏(代表取締役副社長)らにより創業。その後、Code Republic の初回バッチに参加し、デモデイでは中小企業の国際物流をウェブサービスで効率化・最適化する PortHub を発表していた。その後、PortHub のティザーサイトは閉じられているので、今回の shippio にリブランドしたと推測される。
Shippio はフォーワーダー・輸出入事業者・商社・メーカー物流部門などを対象に、メールや電話によるコミュニケーション、ファックスによる書類のやり取り、表計算ソフトによる取引管理など、煩雑で時間のかかる輸出入手続き、管理を大幅に簡略化し、業務効率を飛躍的に高めたり、貨物・決済を可視化したりできるクラウドサービスだ。正式公開は2017年6月中旬を予定している。
この分野では、サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ Flexport が先行しており、Founders Fund などから、これまでにシリーズ A ラウンドおよびシリーズ B ラウンドを通じて総額9,400万ドルを調達している。昨年開催されたタイ初のスタートアップ・カンファレンス TechSauce Summit のピッチコンペティションでは、国際運送のための運送会社マーケットプレイス「GizTix 」が優勝、また、昨年の HackOsaka のピッチコンペティションではスペインの物流クラウドサービス「Shipwise」が Bronze Prize を獲得するなど、注目度の高いバーティカルと言えるだろう。
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