地元のプロフェッショナルとユーザをつなぐ提案応募時課金型マッチングプラットフォーム「Zehitomo」を運営する Zehitomo は26日、500 Startups Japan、Draper Nexus Ventures、アコード・ベンチャーズ、KLab Venture Partners、複数の個人投資家から1.5億円を資金調達したことを明らかにした。これに先立ち、同社は運営会社名も JAM Group から Zehitomo に変更したことを明らかにしている。
Zehitomo は2015年7月、日本の JP Morgan および Citi に勤務していた Jordan Fisher 氏と James McCarty 氏が共同創業。2016年にマッチングプラットフォームの Zehitomo をローンチした。Zehitomo は、仕事を依頼したいユーザと、カメラマン・ヨガ講師・英語講師・トレーナーなどのプロフェッショナルをつなぐマッチングプラットフォームだ。現在は東京都内を中心にサービス展開しており、昨年のローンチからの10ヶ月間で、ユーザ〜プロフェッショナル間を仲介した提案数は1万件に上り、提案金額の合計は3.5億円以上に上るという。
いわゆるクラウドソーシングや、オンラインアウトソーシングとの大きな違いは、Zehitomo では、ユーザが役務提供を受けられるサービスを検索するのではなく、ユーザが投稿した要望に対して、サービス提供者側であるプロフェッショナルからチャット形式で提案をオーダーメードで受けられる点だ。
Zehitomo では料金決済時の手数料は発生せず、プロフェッショナルがユーザに応募提案する際に手数料を課金している。つまり、プロフェッショナルは役務に対する料金を総取りでき、Zehitomo に支払う料金は新規顧客の獲得時のみに限定できるわけだ。プロフェッショナルにとってはリピーター客とのやりとりに、その都度プラットフォームに連絡を仲介してもらったり、手数料を支払ったりする必要がなくなる。
Zehitomo では、誰もが個人の選択肢を限定されることなく理想とするプロと繋がるサービスを提供することで、専門性に特化したフリーランスや中小企業はもちろん、すべての人にとって働きやすい社会を構築したいとしている。
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