インドの配車サービスOla、最大のライバルUberとの競争に向け3,600万米ドルを調達

by e27 e27 on 2017.8.24

Ola

インド発の配車企業 Ola は、ニューヨークを拠点とするヘッジファンド Tekne Capital Management から3,600万米ドルを調達した、とインドの企業登記情報を引用しつつ VCCircle が報じている

この案件が大規模な資金調達ラウンドの一環なのかどうかは不明だ。以前には、ソフトウェア大手の Microsoft が Ola に5,000〜1億米ドルを投資する交渉をしているという報道もあった。昨年10月の報道によると、既存投資家ソフトバンクも、ムンバイを本拠とするこの企業に最大3億米ドルの投資を目論んでいた。

Ola は、今回の資金調達によって、近しいライバルの Uber と競争していくだけの十分な資金を手に入れたことになる。Uber は2013年のインド進出以来、相当の市場シェアを獲得している。

2011年1月、インド工科大学ボンベイ校出身の Bhavish Aggarwal 氏と Ankit Bhati 氏により設立された同社は、オンラインで自動車や人力車を予約できるプラットフォームだ。Ola のアプリを使えば、100都市に住むユーザは10万台もの車から配車の予約が可能だ。アプリは現在、Windows、Android、iOS のプラットフォームに対応している。

Ola は2年前、イギリスを拠点とする投資企業 Baillie Gifford がリードするシリーズ F ラウンドで5億米ドルを調達した。既存投資家の Falcon Edge Capital、 Tiger Global、ソフトバンクグループ、DST Global のほか、中国のモバイル輸送大手 Didi Kuaidi(滴滴快的、現在の滴滴出行)もこのラウンドに参画した。

2015年12月、オンデマンドタクシーの大手4社(Didi Kuaidi、Ola、Lyft、GrabTaxi)が団結し、グローバル企業  Uber  と激しい競争をすることになった。この提携のもと、旅行客は、自分の国で使用しているのと同じアプリで現地のオンデマンド配車サービスにアクセスできるようになった。4社はこうした取り組みを通して、2016年第1四半期より東南アジア、インド、中国、アメリカの主要地域をカバーすることを目指している。

Uber は世界で2番目に急成長しているインドに2012年に上陸して以降積極的な展開をみせているが、Ola は Uber との苦い闘いを強いられてきた。Ola は、Uber と国籍や料金設定を巡る争いをしてきており、規制の障壁については両社ともに政府と論争を交わしてきた。Ola は先月上旬、Uber が Ola をこの論争に巻き込むことで Uber の運転手が関わった忌まわしい婦女暴行事件を「矮小化」させようとしていると主張した

両社ともに、他社に対する自社の優位性を主張しているが、多くのユーザはサービスと車の品質面で Uber を好むようになっている。

Uber は最近、同社アプリを通じてボタン1つでバイクタクシーを呼べるようにする「uberMOTO」というサービスを導入した。 バイクタクシーに乗りたい人には、他の Uber のサービスと同じように、運転手とバイクに関する詳細情報のほか、乗車前後の GPS 追跡、双方向のフィードバック、移動経路を家族や友人とシェアする機能といった標準的な安全機能が提供される。また、登録ユーザが系列レストランに食事を注文すれば自宅まで届けてくれる「UberEATS」という出前サービスもインドで開始している

【via e27】 @E27sg

【原文】

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