Microsoft、インドの配車サービスOlaへの1億米ドル出資に向けて協議中

by e27 e27 on 2017.8.5

Ola CEO Bhavish Aggarwal 氏

匿名のソースからの情報として Live Mint が報じたところによると、巨大ソフトウェア企業 Microsoft が、インドの配車サービス企業 Ola に対する5,000万米ドル~1億米ドルの投資について交渉を進めているようだ。交渉はまだ初期段階とのこと。また、今回の投資が実現すれば、Ola は Amazon のクラウドプラットフォーム AWS から MicrosoftのAzure に乗り換えることになると見られる。

このパートナーシップによって、Ola 側は、ライバル企業 Uber に対する競争力をさらに強化するために必要不可欠な資金を手に入れることができ、Microsoft 側は、資金よりも CEO である Satya Nadella 氏の戦略を追求することに価値を見出している。その戦略とは、より大きなテック企業とのパートナーシップ構築を進めることで、Azure の導入率を高めようというもの。

過去には、通信インターネット巨大企業ソフトバンクが Ola に対して最大で3億米ドルの投資を検討しているとの報道もあった。これは、Ola の総額5億米ドル調達計画の一環だったのだが、実現したのかどうかは今のところ明らかになっていない。

ここ数ヶ月のところ、Microsoft は急成長を遂げるインドのスタートアップ市場に注目している。最近では、Tencent Holdings や eBay とともに Flipkart の14億米ドルの資金調達ラウンドにも参加しており、その数週間前にはクラウドサービスについて Flipkart と提携を結んでいる。

インド工科大学ボンベイ校の卒業生である Bhavish Aggarwal 氏と Ankit Bhati 氏によって2011年1月に設立された Ola は、タクシーおよび三輪タクシーのオンライン予約プラットフォーム。 Ola アプリを利用すれば、100都市で10万台以上の車両の中から予約することができる。 Ola アプリは現在、Windows 版、Android 版、iOS 版がリリースされている。

Olaは2年前にも、英投資会社 Baillie Gifford がリードするシリーズ F ラウンドで5億米ドルを調達している。同ラウンドには、中国の配車サービス大手 Didi Kuaidi(出出快的)に加え、Falcon Edge Capital や Tiger Global 、ソフトバンクグループ、DST Global が既存投資家として参加した。

2015年12月には、巨大グローバル企業 Uber に対抗すべく、Didi Kuaidi と Ola、Lyft、GrabTaxi の大手オンデマンド配車サービス企業らが手を組んだ。この協力関係のもと、大手配車サービス企業4社は、海外旅行者が旅行先においても普段自分の国で使っているアプリからオンデマンド配車サービスを利用できるようにした。これによって、2016年第1四半期から東南アジア、インド、中国、米国の主要都市でサービスを展開することを目標とした。

Ola は Uber との厳しい戦いを強いられている。2012年にインドの街に登場してから、Uber は世界2位の成長を見せる同国の市場において絶えず積極的な拡大を行ってきた。Ola は、国籍や価格設定に関して Uber と何度かモメている。また、両社は規制について政府と争ったこともある。Ola は先月初め、Uber が Ola を論争に巻き込むことで、Uber の運転手が関与した「恐ろしいレイプ事件を矮小化」しようとしていると訴えた

両社ともが自らの方が優れていると主張しているが、ユーザのほとんどがサービスの質と車両の面でUberの方を選ぶようになり始めている。

Uber は最近、Uber アプリからボタンワンタッチでバイクタクシーを呼ぶことができる uberMOTO を導入した。乗客は、他の車両の場合と同様に、運転手とバイクの詳細な情報を見ることができ、 GPS トラッキングや双方向フィードバック、家族や友人に乗車経路を知らせる機能といった、乗車前、乗車中、乗車後の標準安全機能を利用することができる。また、食品配送サービス UberEATS をインドでローンチした。UberEATS を利用する登録ユーザは提携レストランの食品を注文して、それを自宅に届けてもらうことができる。

【via e27】 @e27co

【原文】

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