新たなハイテク拠点が台頭、ソフトウェア関連職に占めるシリコンバレーのシェアが低下【Glassdoor報告書】

by Blaise Zerega Blaise Zerega on 2017.8.5

シリコンバレーの中心部であるサンノゼでは、新しいソフトウェア職のシェアは、過去数年間にわたり低下を続けている。
Image Credit: Glassdoor

シリコンバレー以外の都市や他のハイテク拠点では、これまでにない速度で次々とソフトウェア関連の仕事が生まれている。オンライン求職サイトの Glassdoor の新しい報告書によると、シアトル、ワシントン DC、デトロイト、オースティン、その他諸々の都市において、ソフトウェア関連の人材募集が過去5年で急成長を見せてきた。一方、カリフォルニアのサンノゼがソフトウェア関連の仕事に占める割合は、同期間に15.8%から8.1%に縮小している。

Glassdoor のチーフエコノミストである Andrew Chamberlain 氏は、「Beyond Silicon Valley: Tech Jobs Spreading Out of Tech Hubs」(シリコンバレーの先へ:ハイテク拠点以外に広がる技術職)と題したレポートの中で、こうした兆候の原因として主に2つの背景を挙げている。第1に、アメリカの中心地全域で様々な産業がテクノロジーを重視するようになっており、「ソフトウェアの仕事はテクノロジー以外のセクターに広がりつつある」とし、第2に、「ソフトウェアの仕事はシリコンバレーの外へ広がってきている」と述べている。

こうした変化の結果、テック産業の新しいエコシステムとして、ソフトウェア関連の優秀な人材の需要が高まっている。「ソフトウェア職の募集は徐々にシリコンバレーの外でも活発になっています。同じ都市部とは言っても、こじんまりとしていてコストも低い都市があり、そうした地域で様々なテクノロジー企業が拡大してきています」と Chamberlain 氏は指摘する。

このレポートは Glassdoor が持つ5年分の求職データを基にしている。データによると、テクノロジーの求人は、小売、金融、製造などの産業に拡散する傾向にある。一例として小売業界では、こうした職種の募集は2012年に6.4%であったが、2017年には13.9%となっており、7.5%上昇した計算だ。同じ期間で地理的に見てみると、Amazon、Microsoft、Zillow などの集まるシアトルでは、ソフトウェア関連の募集全体で10.2%から16.9%に伸びており、6.7%の上昇となった。

Chamberlain 氏はこのように結論づけている。

数年のうちに、アメリカのコストの低い都市部が大差で勝利を収めるでしょう。これらの地域ではテクノロジーのクラスターが急成長しており、近年ますます伸びを見せるソフトウェアの求人の募集先として魅力を高めています。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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