スマートセキュリティのSecual、事業会社4社から6億円を調達——青柳氏は代表取締役を退任し、イグニション・ポイントでの新規事業創出に専念

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2018.6.1

ホームセキュリティ・デバイスや関連するクラウドサービスを開発する Secual(セキュアル)は1日、複数の事業会社と資本業務提携したことを明らかにした。この提携で調達した資金の総額は6億円。提携した事業会社は、SOMPO ホールテディングス(東証:8630)、積水化学工業(東証:4204)、加賀電子(東証:8154)、ケイアイスター不動産(東証:3465)の4社。

SOMPO ホールディングスは傘下に高齢者ケア施設の運営会社を有しており、これらの施設への Secual 導入でシナジーを見込むほか、Secual のホームセキュリティ・デバイスを通じた得られたデータの活用により新たな保険商品の開発を目指す。積水化学については先日の記者会見で披露されたようにスマートタウンへの Secual 導入展開、また、ケイアイスター不動産とは同社保有物件への Secual 導入でシナジーが見込める。加賀電子は、Secual デバイスの大量生産の体制づくりで協力関係にある。

イグニション・ポイント共同創業者 兼 代表取締役の青柳和洋氏
Image credit: Masaru Ikeda

今回の調達の発表とあわせ、Secual は代表取締役の交代を明らかにした。青柳和洋氏は本日付で、代表取締役を退任し取締役として残留。新しい代表取締役には、現在 Secual の副社長兼 CBO(Chief Business Officer)を務める菊池正和氏が就任する。関係者の話によると、この代表取締役交代は、Secual の IPO 準備に向けた足場固めのようだ。青柳氏は Secual を創出した親会社であるイグニション・ポイントの代表取締役として、今後再び Secual 以外の新規事業創出に専念する模様だ。

イグニション・ポイントは毎年2つずつ、インターネット・サービスを事業創出することを目標に掲げており、2015年に創出されたのが Secual と、もう一つは新潟の企業と取り組んだベトナムでのフォトブック・サービス「meGrid」のしくみをベースにした、日本とアジア向けの越境 EC サービスだった。イグニション・ポイントではこれまでに、クリエイティブスタジオの「POINT EDGE」、小学生向けのオンライン英会話学習サービス「LEARNie」といった事業を創出している。

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