イグニション・ポイントがエンジェル投資家3名から資金調達、新規事業創出を本格化

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東京を拠点とするイグニション・ポイントは30日、エンジェル投資家3名から資金を調達したと発表した。調達金額、出資した投資家の名前、出資比率などについては開示されていない。

イグニション・ポイントは、ビジネスコンサルティングと新規事業創出を展開する目的で昨年6月に設立された。役員をはじめとするメンバーの多くは戦略系コンサルティングファーム出身者で構成されており、リアルなビジネスとのつながりを持ったインターネットサービスの創出を得意としている。今回の資金調達を受けて、同社は新規事業創出をさらに加速するとしており、先日紹介したホームセキュリティの Secual(セキュアル)はその第一弾という位置付けだ。

イグニション・ポイントがどのような事業展開をしていくかを説明するのは難しいのだが、将来的には、ロサンゼルスのインキュベータ Science や韓国のモバイル統括企業 Yello Mobile のような姿になっていくのかもしれない。

Science は従来からある典型的なアクセラレータと異なり、自らアイデアを提供し、事業を回す起業家を外部や内部から集め、適当な規模まで事業が成長すればスピンオフさせる。Yello Mobile はゲーム以外の分野で、消費者の日常をとりまくさまざまなモバイルサービスを提供するスタートアップを集め、リソースを共有することで経営を効率化、傘下のスタートアップが提供するサービスで、ユーザの可処分時間の占有しようとしている。

イグニション・ポイントは、リアルなビジネスとのつながりを持ったインターネット・サービスの分野において、Science や Yello Mobile のような展開を目指しているのではないだろうか。同社では毎年2つずつ、インターネット・サービスを事業創出することを目標に掲げており、2015年はその一つが Secual(セキュアル)で、もう一つは、同社が新潟の企業と取り組んだベトナムでのフォトブック・サービス「meGrid」のしくみをベースに、日本とアジア向けの越境 EC サービスを構築してゆきたいとのことだ。

とにかくたくさんのサービスを世の中に出していきたい。短期的に人気が出たり落ちたりするサービスよりも、リアルなビジネスを組み合わせることで、継続的に成長可能なサービスを創出していきたい。(イグニション・ポイント代表取締役の青柳和洋氏)

ベトナムというキーワードが出てきたことからも明らかなように、イグニション・ポイントもまた、地理的およびバーティカルのフォーカスとしては、アジアのコンシューマ・インターネットを狙うようだ。青柳氏や彼のチームの頭の中では、すでに多くの事業アイデアが温められているようなので、今後、同社から輩出されるサービスに注目してみることにしよう。

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