Asia Hardware Battle 2018 ジャカルタ予選で優勝した Neurabot。画像解析アルゴリズムを使って、デジタル画像メディアから情報を取り出すことができる。
Neurabot(Neural Robotics)は画像処理の分野(病理学、微生物学、寄生虫学など)において最大手のデジタルラボプラットフォーム。Neurabot は物体認識や AI を用いたデータトレーニング分野での貢献に限らず、アルゴリズム AI を用いたスマート画像スクリーニング(AI スキャン)ソリューションの活用や、ロボット工学(Hardware Integration、OptiLab)の開発、クラウドコンピューティングの活用を通じて、精度やリサーチ速度、競争価格の改善を行っている。
SMARTernak は初のインドネシア発となる精密畜産農業の IoT および AI ソリューション。SMARTernak は家畜装着型デバイスやドローン、農場設置型センサーやベースステーション、さらにはウェブ、iOS、Android スマートフォン対応のアプリやクラウドによって構成されている。これらシステムが相互的に機能することで、家畜の居場所や健康状態をシームレスに管理することが可能となる。データは AI により処理され、農場運営者に必要な情報や、講ずるべき対策として提案される。
SMARTernak には、SMARTernak Tracking と、SMARTernak Health & Productivity の二種類がある。「Tracking」は、家畜の現在地や動向のトラッキング、バーチャルフェンスの適用、個体数の把握や放牧地の監視を行う一方で、「Health & Productivity」は、家畜の健康状態の監視、おおよその体重測定、動向予測、および飼育環境の監視を行う。どちらも最大5キロ圏内にある数千デバイスを検知可能な上、太陽光エネルギーにより低電力での管理が可能、さらには防犯システムも備わっている。
Ultimate 4s は14のセンサーと Atmega 1284p チップを持つライン追跡ロボット。このロボットは Arduino ide ソフトウェアに対応した micro-USB ソケットを通信に、稼働装置にはフライングモーター DC とロータリエンコーダセンサーを使用している。ロボット上部に付いている小型 H-bridge MOSFET で制御されており、メインディスプレイには OLED LC 0.96″、さらにはナビゲーション用に6つのボタンが付いている。主な電圧レギュレータには Buck Converter DC to DC LM2596 5v が使われており、OS にはすでに CHIOS 5 が使われている。
OrbWeaver by OrbLeaf
OrbWeaver は、複数のハードウェアプラットフォームとデベロッパーキット。
OrbWeaver は複数のハードウェアプラットフォームと、デベロッパーによる IoT アプリケーションの開発・配布・保持を可能にする開発キットによって構成されている。現在カードターミナルとしても機能する IoT ノードと、様々なタイプのカードアプリに応じてプログラミングおよびインストール可能なアプリカードハードウェアプラットフォームを装備している。どちらの開発も1つの開発キット(とプログラム言語)で可能なため、初級のハードウェア構造を理解する必要はない(devkit に埋め込まれた API を使うだけでよい)。
Smart Energy と Water Meter by PT. Wira Energy
Wira Energy の IoT メーターは、LoraWAN 技術を使って、エネルギーインフラの遠隔管理、遠隔補充、分析、制御、自動請求、徴収が可能となる。
Wira Energy はガスの供給に焦点を置いた民間インフラ事業者。従来の目視でのメーター確認や、対人での請求および徴収、手動制御などの課題を解決すべく、Wira Energy は IoT のプリペイド式インフラ(ガス、水道、電気)のメーターシステムという形のソリューションを導入している。IoT のメーターシステムは LoraWAN 技術を採用しており、この技術によって遠隔管理、遠隔補充、分析、制御、自動請求および徴収が可能となる。PGN(国有ガス会社)を含む多くの企業がこのソリューションに興味を示しているため、Wira Energy は現在このソリューションの世界展開に焦点を置いている。
Terra by Tanibox
Terra は、センサーベースのハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、農業経営者を支援する。
Tanibox はセンサーベースのハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、農業経営者を支援する農業テクノロジー企業。センサーベースのハードウェア Terra は、天候ステーション、水および土壌センサー、自動灌漑バルブで構成されており、Tania というソフトウェアを介して場所や時間を問わず遠隔で制御することができる。このソフトフェアは農場管理システムとしても機能し、農作物の生産サイクル、コストや予算、従業員のタスク、資源や疫病、農場の管理や監視などを可能にする。
Terra を使用することで、経営者は畑の蒸発散状況などを含むリアルタイムの天候や水、土壌のデータを精確に把握することが可能となり、灌漑に関する意識決定を劇的に向上することができる。水や肥料の効率的な使用が可能となるだけでなく、生産量の安定を図ることも可能となる。結果として経営者の生産率が上がり、効率的かつ持続可能な農場経営につながる。
次は!
この場を借りて、すべての参加者、審査員、協賛企業に感謝の念を捧げる。BLOCK71 Jakarta の支援なくしては、このような成功を収めることはできなかった。BLOCK71 Jakarta は成長過程にある起業家たちを支援するワンストップハブであり、協力的で活気溢れるインキュベータコミュニティ、さらには国際的なスタートアップネットワークでもある。
シリコンバレーのスタートアップで中国とスウェーデンに拠点を持つ Deep North(元 VMAXX)は、学校が直面する暴力や「その他の安全性の問題」を防ぐため、人工知能(AI)を活用しようと考えている。Deep North は本日(9月25日)、厳選した公共施設で危険を検知するオブジェクト認識技術やコンピュータ画像認識技術を実地試験するプログラムを発表した。 同社はすでにテキサス、フロリダ、マサ…
Image credit: Deep North
シリコンバレーのスタートアップで中国とスウェーデンに拠点を持つ Deep North(元 VMAXX)は、学校が直面する暴力や「その他の安全性の問題」を防ぐため、人工知能(AI)を活用しようと考えている。Deep North は本日(9月25日)、厳選した公共施設で危険を検知するオブジェクト認識技術やコンピュータ画像認識技術を実地試験するプログラムを発表した。
同社はすでにテキサス、フロリダ、マサチューセッツ、カリフォルニアなどの校区や大学と連携しており、米国下院議員 Pete Sessions 氏(テキサス州選出・共和党)からも支援を受けている。
Sessions 氏は声明でこう述べた。
学校を安全にする実現可能な方法の中で AI は代表的なものであり、他の方法より価格も手頃です。
Amazon Web Service の Rekognition、IBM の Watson Visual Recognition、Microsoft の Azure Face API と同じように、Deep North のプラットフォームは、高機能レイヤーを従来の既製品カメラ(解像度は最低で320p 程度)に適用し、映像が入り次第分析を行う。環境に応じて人の行動や動作をインフレームでモニター、検知、判断し、放置されたバッグや武器のような物体など学生や職員の脅威になりそうなものを認識する。
潜在的脅威が認識された場合、学校管理者はアラートを受け取る。
Deep North の技術は特許出願中であり、もともとは店舗販売の小売業向けに設計された。複数のカメラにわたるトラッキングを活用して、群衆をスキャンし、入口、出口、人が密集するような「要注意エリア」をモニターする。Deep North によると、同社の技術は学生や教員が特定できるような個人情報は共有せず(身体的特徴に基づいた無数のハッシュタグシステムを使用する)、誘拐を防止したり、「施設のレイアウト向上」やインフラの向上、歩行者交通の管理などにも利用できるという。
当社の動画 AI とディープラーニングの専門知識で学校を安全な場所にできるのは、予想外であり驚くべきことです。
天候スマート農業を通じて農家のさらなる成長を手助けすることから、人工知能(AI)を使う食品加工機器で新鮮な作物を流通業者や小売業者へと分配、そして流通業者や小売業者は AI を使ってプロセスを自動化するというところまで、技術は食品のサプライチェーン全体に関わるようになっている。今日の世界では、農園から出荷された食料品が消費者の皿に乗るまでに数百マイルを移動することも珍しくはない。それゆえに、サプライチェーンのあらゆる段階で、食料品の品質と安全性の維持に努めることが必須となっている。