Alibaba(阿里巴巴)、中国的な仕掛けをLazadaの東南アジア事業拡大に取り入れ

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ホーチミンシティで、Lazada の広告下を歩くカップル
Image credit: TechNode/Cassidy McDonald

東南アジアでeコマースプラットフォームを展開する Alibaba(阿里巴巴)傘下の Lazada は21日、ブランド企業や販売事業者がこの地域でeコマースブームに乗るのに役立つ製品・サービスのパッケージを導入すると発表した。

「スーパーソリューション」と名付けられたこのサービスは、プラットフォームにいる小売店にさらなる効率性と利便性を提供することを目的としている。最新機能では、特注のブランディング、マーケティング、セールスを提供することにより、同社がいう「スーパー e ビジネス」に販売者を変革することを目指している。

Alibaba はこれまで、東南アジアのeコマース業界でその事業を表だって拡大してきた。その規模は2025年までに1億7,800万米ドルに達するとみられている。目標達成に向けた重要な一歩として、中国のeコマースプラットフォームである同社は2016年以降、40億米ドルを Lazada に投資し、シンガポールに本社を置く大手小売企業 Lazada の支配株主になっている。

Alibaba にとって、eコマースブームが起きている中で Lazada の資本化を手助けするにあたり課題が多いのは確かだ。中国と比較すると、東南アジアでは消費者の行動パターンが異なっている。Alibaba の体験が知見を提供するとはいえ、ここでは十分なローカライゼーションが求められる。地理的な分布の点で東南アジアでは市場がより分断されているため、物流面にも課題がある。Lazada によると、同社はこの地域で最も充実した倉庫、フルフィルメント、配送ネットワークの構築に向けて投資を継続するという。

さらに、この業界のプレーヤーは Lazada 1社だけではなく、Shopee、Amazon その他業界の競合との激しい競争に直面している。

Lucy Peng(彭蕾)氏の9ヶ月間の在任後、新たに Lazada の CEO に指名された Pierre Poignant 氏は、同社と親会社 Alibaba との間での事業と管理モデルを擦り合わせる取り組みを行っている。

両社の緊密な関係は、その戦略的な優先事項に反映されている。小売店を対象とした機能のローンチは、規模、業種を問わず企業のデジタル変革を促進しようとするAlibabaの広範な取り組みに沿ったものである。Alibaba は1月、技術サービスをまとめて提供する「Alibaba Business Operating System(阿里巴巴商業操作系統)」を展開した。

Lazada は、Tmall(天猫)と同じく承認ブランドのマーケットプレイスである LazMall 上にいるブランド企業や販売事業者に向けて一連の「スーパーキャンペーン」をローンチする予定。ブランドイメージの向上と良好な顧客エンゲージメントを目指すものだ。Taobao(淘宝)や Tmall といった Alibaba の e コマースサイトでも、家の模様替えからバレンタインデーに至るまで様々なテーマで年間を通じ多くのマーケティングキャンペーンを実施していることはよく知られている。

販売管理用には、最新型の改良された「Marketing Solutions Package」 および「Business Advisor Dashboard」がローンチされ、オンライン店舗にトラフィックを流し、ブランド企業や販売事業者の意思決定に必要な情報を提供している。

中国でライブストリーミングがブームとなっているのを受け、Lazada の最新テックツールはアプリ内のライブストリーミング機能を統合した。ニュースフィードやアプリ内ゲーム機能も、顧客エンゲージメントの向上につながっている。中国では、コンテンツやエンターテインメントが主導するeコマースが本格展開している。このトレンドに乗って、Alibaba も中国系動画ストリーミングサイト Bilibili の株式を取得した。

昨年には Lazada が、画像検索機能、消費者エンゲージメントゲーム、アプリ内ライブストリーミングといった業界をリードする技術イノベーションをローンチして、この地域で唯一の「ショッパーテインメント」プラットフォームになることができた。CEO の Poignant 氏は深圳で今月初めに開かれた Lazada のイベントで、このプラットフォーム上で消費者は視聴、買い物、ゲームプレイができると話していた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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