オーディオフィットネスアプリの「BeatFit」、シリーズAでSIG Japanと大和企業投資から約2億円を調達——ルネサンスとの協業も順調に推移

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左から:加藤輝氏(大和企業投資)、須賀智仁氏(公認会計士、BeatFit 社外監査役)、永田昌一氏(BeatFit 代表取締役 CTO/CDO)、本田雄一氏(BeatFit 代表取締役 CEO)、宮崎学氏(BeatFit 代表取締役 COO)、Evan Frost 氏(SIG Japan、社外取締役)
Image credit: BeatFit

東京に拠点を置くスタートアップ BeatFit は、ランニング、インドアバイク、筋力トレーニングなどの有酸素運動を中心としたエクササイズに特化して、オーディオコンテンツを提供する定額アプリ「BeatFit」を提供している。同社は29日、シリーズ A ラウンドで約2億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、SIG Japan(アメリカの Susquehanna International Group の日本向けファンド)と大和企業投資。

SIG Japan は、前回シードラウンドに続く出資となる。BeatFit にとって、同社創業からの累積調達金額は約3億円。

BeatFit では調達した資金を使って、アプリ開発や機械学習に強い人材の採用、トップトレーナーの起用、AI を活用したパーソナライゼーションシステムの開発などに注力するとしている。BeatFit はフロントエンド(アプリ開発)を React Native、バックエンドを Ruby on Rails で開発しており、特にこの分野に強いエンジニアを増員し、レコメンド機能の拡張など UX 改善の加速を図る。

今回の調達と合わせ、BeatFit はスポーツクラブ大手ルネサンス(東証:2378)と提携し、同スポーツクラブの会員にアプリをオプションとして購入・利用できるサービスを始めたことも明らかにした。ルネサンスにとっては、スポーツクラブで混雑しがちなランニングマシンなどでのリズミカルかつスピーディーな利用の促進(だらだら運動してしまいがちなマシンで、短期集中的にワークアウトを完了できる効果が期待できる)、BeatFit にとっては、新たな集客チャネルの確保というメリットがある。

BeatFit によれば、同社のビジネスモデルとして当初は直販の B2C のみを想定していたようだが、既存のスポーツクラブ運営会社とも事業競合しないことが判明し、B2B2C でもユーザが拡大できる可能性が確認できたようだ。この点においてベンチマークとして考えられるアメリカの Aaptiv は、昨年6月にシリーズ C ラウンドで Amazon の Alexa Fund、Disney、Warner Music Group、Bose などから2,200万米ドルを調達。バリュエーションは2億米ドルに上ると推定される

Aaptiv の例にならって、BeatFit は今後、音楽レーベル、フィットネス機器メーカー、保険会社との事業提携、大学などの学術機関や医療機関との共同研究
の可能性を模索するようだ。

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