空飛ぶタクシーの実現は近いーー「Volocopter」が5,500万ドルを調達、中国展開を狙う

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ピックアップVolocopter raises $55M led by Volvo owner Geely, sets 3-year timeline for its flying taxi service

ニュースサマリー:9月9日、ドイツを拠点とするスカイ・タクシー開発企業「Volocopter」が、シリーズCラウンドにて、Volvoの親会社である中国のGeelyを筆頭に、Daimler、Intelらから合計5,500万ドル(5000万ユーロ)を調達した。同社の現在の評価額は日本円にしておよそ250〜290億円規模だと予想されている。

Volocopterが開発しているのはいわば「空飛ぶタクシー」。スカイ・タクシー市場では、現在サービスを実運用している企業はなく、同社も実証実験フェーズで数年以内にサービスローンチを計画している状況だ。

話題のポイント:以下動画はVolocopterが開発するスカイ・タクシー「 Volocity 2X」の飛行映像。一般的な飛行機と異なり、VTOL(垂直離着陸機)と呼ばれる滑走路を必要としないスムーズな離着陸方法が特徴です。

都市内部では滑走路を設置できるほどのスペースが存在しませんが、当モデルの場合、ビルの屋上や川沿いなどで最低限のスペースを確保できれば、離着陸のためのポートを設置してサービス運用できます。

Volocity 2Xはプロペラの騒音が少ないことが強み。ある地点から75m圏内で飛行するVolocity 2Xの騒音は、その地点から500mも遠くで飛行する小型ヘリコプターと変わらないレベルだとされています。また競合他社の機体に比べて操縦が簡単であることも差別化ポイントとして強調されています。

今回のラウンドをリードしたGeelyと合弁会社を設立し、中国マーケットへ参入すると発表しています。スカイタクシー市場ではVolocopterと同じドイツ出身のLilium、カリフォルニアのKitty Hawk、中国のeHangUberなど世界中の競合がひしめき合っている中、今回の資金調達及び提携は同社にとって大きな一歩となるでしょう。

Volocopterは既にドバイやシンガポールなどのイノベーションの推進に積極的で規制環境の良い都市・国と提携を行なっており、計画では2~3年以内にそれらの地域にてサービスの実運用を開始するとしています。

Image Source&Credit : Volocopter

 

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