文書作成を自動化せよーーPandaDocがリモートワーク増加の波に乗り1,500万米ドル調達

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PandaDoc

AIを利用したドキュメント処理プラットフォームのPandaDocは8月5日、シリーズBエクステンションラウンドで1,500万米ドルを調達し、合計3,000万米ドルを確保した。同社はこの資金で製品の研究開発に注力し市場開拓を強化する予定だ。

ある推計によると、企業は1つの文書のファイリングと保管に平均20米ドルを費やしている。ペーパーレス化を自負している企業は全体の18%にすぎない。IDCの報告によると、文書関連の問題によって生産性が21.3%落ち、米国企業は総計で年間80億米ドルを事務処理に浪費している

PandaDocは、提案書、見積書、契約書を作成、承認、電子署名するプロセスを自動化する。Drift、Hilton、コニカミノルタ、Tata Steel、Bonusly、TomTom、SGSなど2万社以上のクライアントを抱えている。PandaDocは同社のツールによって契約までの時間が30%、文書作成が65%削減され、1カ月あたりの契約件数は倍増すると主張している。

PandaDocは、最近の顧客の増加をパンデミックによるリモート作業への移行に起因するものとしている。 3月以降、文書数と顧客数を無制限にサポートする無料の電子署名ソリューションに5万人以上のユーザが新規登録している。

PandaDocのポータルサイト
Image Credit: PandaDoc

PandaDocのポータルサイトはデスクトップでもモバイルでも利用でき、販売伝票や相互見積の作成、自動署名フローによる署名収集を行うことができる。同社のソリューションでは450種以上のカスタマイズ可能なテンプレートを用いて承認フロー、赤線引き、バージョン追跡、コメント、提案書作成を行い、それらに対して社内外からレビューすることができる。

PandaDocでは、顧客とやりとりして文書を調整したり、コンテンツライブラリや顧客管理ソフトウェアからデータ、法的条項、マーケティング資料を取り出して顧客に提示したりすることができる。ユーザは文書の閲覧だけではなく、リマインダーを使って承認、署名、支払い請求などのタスクを自動的にフォローすることができる。

また、価格表、動画、GIF、リンク、コメントといった要素を文書に追加することもでき、文書の閲覧、ダウンロード、署名が行われたことを知らせる電子メールやモバイルアラートを受け取ることも可能だ。

PandaDocではエンゲージメントと使用状況の詳細をリアルタイムで追跡することもできる。また、価格表を追加して契約者がオプションを選択したり、数量を変更したり、あるいは直接チャットしたりすることもできる。 ZapierとAPIを統合することにより、会計ソフトウェアに接続して決済処理を行い、請求を迅速化できる。顧客は見積書、提案書、契約書から離れることなく署名や支払いを行うことができる。

シリーズBエクステンションラウンドは新規投資家のOnePeak CapitalとSavano Capitaが主導し、既存投資家のM12(前Microsoft Ventures)、EBRD Ventures、個人投資家のDavid Sipes氏(Ring Centralの元COO)も参加した。Sipes氏はラウンド後PandaDocの理事会に加わる予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】