ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインは9月28日、支援先のグロースを目的とした支援チーム「Valu Up Team」の新設を伝えている。出資先の企業に対して、支援先のニーズに合わせる形で戦略立案・実行を手掛けるもの。テーマとしてはBiz Dev、HR、知財、PRなどの領域で支援する。支援チームには以前、ピンタレスト・ジャパンの代表取締役を努めた定国直樹氏や、メルカリでマーケティング戦略を手掛けた伊藤暁央氏、三陽商会で執行役員として経営戦略に携わった慎正宗氏らが牽引する。
xpression camera は、ベースとなる画像や映像を読み込ませることで、誰かになりきって、Zoom や Google Meet でのテレカン、Twitch や YouTube などでのライブストリーミングなどができるアプリ。映像を扱えるアプリからは xpression camera はカメラデバイスとして認識され、自分の表情を元にリアルタイム生成されたフェイク映像を取り込むことができる。
EmbodyMe は2年前にも、今回の xpression camera と同じ技術を使ってモバイル向けの iOS アプリ「Xpression(エクスプレッション)」をローンチしている。カメラに映る自分の表情、元にする映像(なりきり先)の人の動きを分析し、GAN(Generative Adversarial Network、敵対的生成ネットワーク)で動画をリアルタイム生成する仕掛けは基本的に変わらない。
CEO でエンジニアの吉田一星氏によれば、EmbodyMe が xpression camera を開発した背景には、コロナ禍でテレカンが増えている現況がある。元にする画像や映像を自分のものにすれば、ユーザは声を発するだけでよく、相手にはあたかもユーザ本人が直視して応対してくれているように見えるので、ユーザは家事をしながら、極論すれば、風呂に入りながら、といった飛び芸も可能になる。
「xpression camera」を使い、Elon Musk 氏になりきる EmbodyMe CEO の吉田一星氏 Image credit: EmbodyMe
吉田氏は xpression camera について、ユーザにとって、場所の制約をなくせる点に可能性を感じていると語った。現在は顔の表情のみのリアルタイム生成だが、将来は、身体の動き全体の模写生成も実装を検討しているとのこと。このアイデアは、同社が3年半前に公開した VR アプリ「EmbodyMe」で具現化されているため、そう遠くない将来に現実化できるだろう。
EmbodyMe では xpression camera を無料公開するが、吉田氏は、ビジネス向けのリモートカスタマーサービスやインサイドセールス、次世代ファッション、Virtual YouTuber やデジタルツインなどでの活用の可能性を示唆した。xpressioin camera の事業戦略は、テレカンをよりリアル会議に近いものにすることを標榜する「mmhmm」のそれに似ていて、ユーザの反応を見ながら、どの分野に刺さるかを見極め、その分野に向けた商品開発でマネタイズを図る計画のようだ。
EmbodyMe は2016年6月、〝未踏エンジニア〟の吉田氏をはじめ、ヤフー出身のエンジニアやデザイナー3名により設立(当時の社名は Paneo)。2017年にはインキュベイトファンドから9,000万円を資金調達し、Tokyo VR Startups(現在の Tokyo XR Startups)の第3期に参加した。
Boston Dynamicsが営利企業となるため、Playter氏は営業、事業開発、マーケティング、人事、財務のベテランを幹部に迎えた。エンジニアリングのリーダーは研究開発畑から迎え、ロボットを生産する方法を組み立て直した。しかし新しい仕事の大半は偶然兼業したものであり、依然同社は「収益性のある事業を構築するためのプロセスと鍛錬法を開発している最中」だ。
Xpeng は中国の EV メーカーで初めて、初めての購入者を対象に、年間3,000キロワット時 (kWh) の充電クレジットに限定して、無料で生涯充電を提供している。ライバルの中国 EV メーカー Nio(蔚来)は、初めての車を購入した顧客を対象に充電済バッテリとの交換サービスを無料で提供してきたが、最近では新規購入者を対象に月6回の無料交換を上限としている。
TechCrunch によれば、Tesla は2018年にTesla は無料の無制限充電キャンペーンを終了したが、その後、報道によれば Model 3 の納入を後押しすべく1年前から2年間の無料充電サービス提供を始めた。
現在、中国の EV 市場ではトップセラーとなっている Tesla は、無料の充電キャンペーンで気まぐれな態度をとっている。TechCrunch の報道によると、Tesla は2018年に無料の無制限充電キャンペーンに終止符を打った後、Model 3 の納入を後押しする目的で、1年前に2年間の無料充電サービスを提供したとされる。
Xpeng は中国市場で他の EV メーカー大手に遅れをとっており、今年1月〜7月の納車台数は合計4,099台となっている。同期間に顧客に納品された車両は Nio が17,702台、Leading Ideal(理想汽車) が12,181台と続く。 China Passenger Cars Association(中国乗用車市場信息聯席会)の発表によると、Tesla は同期間に5万6,762台の Model 3 を販売し、現在中国の EV 市場を支配している。