ピックアップ:Jiko raises $40 million to become a most unusual challenger bank ピックアップ:チャレンジャーバンクの「Jiko」は10月、シリーズAにて総額4000万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家にはUpfront Venturesが参加している。同社は2016年創業。今年9月には、ミネソタ州に拠点を置き60年の…
ピックアップ:チャレンジャーバンクの「Jiko」は10月、シリーズAにて総額4000万ドルの資金調達を実施したと発表している。リード投資家にはUpfront Venturesが参加している。同社は2016年創業。今年9月には、ミネソタ州に拠点を置き60年の歴史を持つ中堅銀行「Mid Central National Bank」を買収している。
しかし、今回調達を発表したJikoは今までのフィンテックスタートアップが歩んできた道を全てショートカットした戦略を進めています。上述通り、同社は今年9月に1957年創設のMid Central National Bankを買収しています。もちろん同行はFDICのメンバーです。そのため、結果的にJikoは買収を通じて既存顧客や金融インフラも一挙に手に入れることに成功したのです。
ちなみに、Mid Central National Bankのホームページは「フィンテック」とはかけ離れたレガシーな見た目をしています。
ピックアップ:Expedia Group Reports Third Quarter 2020 Results ニュースサマリー:Expediaは11月、2020年度第3四半期における決算報告書を公開している。報告書によれば、売り上げ高は昨年比で58%減少の約15億ドルを計上した。また、同プラットフォームにおける予約数は昨年比で68%の減少を報告している。 話題のポイント:Expediaは、COV…
後藤さんは大学在学中の2007年にゲーム事業を手掛けるポケラボを創業した人物で、300名規模にまで企業を成長させた後の2012年、グリーによる子会社化を経験した連続起業家でもあります。プレースホルダは東京放送ホールディングスやKDDI Open Innovation Fundなどから出資を受けているのですが、こういった事業会社との資本関係の重要性についてこのようなエピソードを教えてくれました。
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Tech in Asia では、有料購読サービスを提供。有料記事の閲読、全記事への回数無制限閲読、5万社を超える企業データベースへの無制限アクセス、カンファレンスへの限定割引などの特典があります。詳しくはこちらから。
中国のバイオテックスタートアップ D3 Bio(徳昇済)はシリーズ A ラウンドで、Sequoia Capital China(紅杉資本)、Matrix Partners China(経緯中国)、シンガポールの政府系ファンド Temasek、Boyu Capital(博裕資本)、上海の製薬会社 WuXi AppTec(薬明康德)から2億米ドルを調達したと発表した。
George Chen(陳之鍵)氏 Image credit: D3 Bio(徳昇済)
別の提出資料によると、WuXi AppTec は、D3 Bio の発行済み株式約16.67%に相当する21,00万ドルのシリーズ A-1 株を購入することに合意したという。D3 Bio は、この新しい資金を使って、がんと免疫の分野でポートフォリオを開発する予定だ。
D3 Bioは、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカなどの多国籍製薬会社に勤務していた George Chen(陳之鍵)氏が立ち上げた。彼は、米国国立衛生研究所で研究員として働いていた経験もある。
D3 Bio は、既存の標準的な治療法を改善したり、代替したりするための精密医薬品の開発と商業化に注力している。臨床開発から得られた知見に基づいて、免疫・がん分野における新たな疾患ターゲットとデリバリ方法を特定し、患者の疾患を治療するための治療法と患者をマッチングさせている。同社は、前臨床開発において、関連するがんのバイオマーカー、治療法の改善、代替目標を理解することで、創薬と開発を「可能な限り効率的かつ集中的に」行うことができると述べている。
「当社のがん・免疫領域の研究開発プログラムは、現在の充足していない臨床需要に対応し、将来の医薬品開発の基礎となるバックボーンとなる構造を提供することを目的としている。D3 Bio は、社内のコア資産を活用して、フォローオン開発に活用できる強固なポートフォリオを構築していきたいと考えている。(Chen 氏)
バイオテック分野の類似したローカルプレーヤーには、シリーズ B ラウンドで Sequoia Capital や Temasek 傘下の Vertex Ventures などから2億2,260米万ドルを調達した RecBio(端科生物技術)や、先月香港での IPO で4億5,160万米ドルを調達した Everest Medicines(雲頂新耀)などがある。