
Image credit: Lisse
契約書レビュー AI のクラウドサービス「り~が~るチェック」を運営するリセは17日、直近のラウンドで2億1,570万円を調達したことを明らかにした。ラウンドステージは不明。このラウンドには、ミロク情報サービス(東証:9928)と名前非開示の個人投資家が参加した。
リセは2018年6月、弁護士の藤田美樹氏により創業。スタートアップや中小企業向けに法務支援 SaaS を運営。契約書の作成からレビュー、翻訳、管理やノウハウ共有までを月額2万円(翻訳機能や英文レビュー機能を含める場合は月3万円)で提供する。
テレワーク導入による契約書の電子化が進んだことで、オフィスを離れても経験の浅い人など誰もが契約書レビューができる環境、契約破棄に対する検討や交渉案件の決裂防止などにより企業法務からのニーズが急増しており、今年の5月半ばから問い合わせ件数が増加し、コロナ前と比べ月3倍以上の量に達しているという。
リセは、今回の資金調達により、中堅・中小企業に対するアプローチ、人材採用などを加速させるとともに、ミロク情報サービスとの業務提携を通じて、中堅・中小企業に法務部門における DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、より高度な業務効率化、生産性向上の実現を目指すとしている。
リーガルテックスタートアップのリセが主戦場とする契約書 AI レビューの分野には、「AI-CON」を運営する GVA TECH、「LegalForce」を運営する LegalForce、「LawFlow」を運営する LawFlow、「LAWGUE」を運営する日本法務システム研究所などの競合が存在する。
via PR TIMES
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