Googleとダイバーシティ:サンダー・ピチャイ氏のメモは私の人間性を奪った(1/3)

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Timnit GebruImage Credit: Salem Solomon / VOA News

GoogleのCEO、サンダー・ピチャイ氏は水曜日、従業員向けのメモで著名AI倫理学のリーダー、Timnit Gebru氏の解雇の方法について謝罪したことを明らかにした。同氏は信頼回復に努めていくと責任感をあらわにした。また、同社は現在「De-escalation Strategies」を導入することを検討していると述べた。ピチャイ氏はGoogleが世界でも著名な黒人女性AI研究者の1人を解雇した理由を、同社が重視する多様性を優先した結果だと触れている。

このメモに対し、当事者のGebru氏は言葉のあやを意図的に利用していると述べ、「人間性」を奪うものだとしている。VentureBeatのインタビューに対して、Gebru氏はビッグテックにおけるカルチャー、倫理観の統制、AI研究の独立性、また若い女性・有色人種の機械学習研究者が知ってほしい2つの事実について語った。

GoogleがGebru氏を解雇して以降、Google Ai倫理チーム、Google本体やその他テックフィールドの多くはGoogleに説明責任と変化を求めてきた。この1週間ほどで、2,000人以上のGooglerと3,700人以上の学術・産業界の支持者がGebru氏をバックアップし、彼女の解雇を「報復的だ」と称している。また、前例のない研究検閲が起きているとよんでいる。

Gebru氏は一連のメールや、特に阻害されたコミュニティーにおける大規模な言語モデルのリスクに関する研究を取り消すように要求されたことを受け、既にGoogleには所属していない状況だ。

彼女は解雇される数週間前、Google Brainの中でも最も多様性に富んだチームメンバーとして活動していた。彼女はBlack in AIの共同創業者でもあり、Faireness, Accountability, and Transparency(FAccT)AIリサーチカンファレンスを主導する立場でもあった。また、アルゴリズムフェアネスに関するリサーチコミュニティーにも所属しており、AIモデルに関連するリスクについて議論している。(以下のインタビューは簡潔に編集されている)

VentureBeat: サンダー・ピチャイ氏のメモに対するあなたの見解をお聞かせください

Timnit Gebru: Googleは単に何か発信しなければならない状況下に落ちいったため、形式上パブリックにステートメントを公開しているのだと思います。De-escalation Strategiesに対する言及は、まるで私が怒っている黒人女性のような見せ方にするための戦略であるように思えます。つまり、ただ単に今起きている状況を何とか鎮めることが第一になっている状況で、発言をそのまま信じ切ることはできません。

私を怒った黒人女性として描いて、それを公言したら問題要素として取り上げられて、De-escalation Strategiesなんて言い出す始末です。メールを書いても無視される。資料を作っても無視される。その酷さを指摘したら、怒り狂っている黒人女性として丸め込む結末です。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】